南国の花のような、珊瑚礁を思わせる綺麗な海の中の気泡を連想させる。
グラスやお皿など全国にガラス工房や工芸品は数知れずあるが「琉球ガラス」は一目で
わかります。
琉球ガラスって何?
そもそも琉球ガラスとは・・・
定義もなく、実は沖縄ガラスは沖縄県では伝統工芸として認定されているのですが
実は国の伝統工芸品には、指定されていません。
伝統工芸や美術品の世界は、権威や歴史を振りかざす人が多いらしく
琉球ガラスは、100年前の現物がなく、お土産品の飾り物と主張する人もいるのです。
琉球ガラスの発祥は、1909年(明治42)年に鹿児島から入り、那覇の西町に
近代的なガラス工場があったことは事実なのですが
戦争で、何もかも消失した沖縄、現物も記録もないのでガラス関係の本や研究にも
記載がない。
戦後、米軍から放出されるビン類などを活かした原料で生活用品、兵隊さんが帰る
土産品などが作られて、琉球ガラスは復興・復活した。
アメリカ本国向けの洋風なデザイン
コーラ瓶やビール瓶など活かした色合い
泡盛にあう形や色合いなど、相まって沖縄独特な「琉球ガラス」が
できたというわけです。
琉球ガラス村
手作りガラスの工房としては県内最大、と言うよりも
美術館レベルで、観光客気分などぶっ飛んでしまう質の高さや、その量。
県内、有名作家の工芸品から販売している生活雑貨用品まで取り揃えてあり
常時、1500点の作品を楽しむことができます。
ガラス作りの体験コースなどもありますが
展示している作品を見ているだけでも半日は必要になるのではないか🫢
先にお伝えしておくがココ「入場料は無料、広い停めやすい駐車場完備」
この施設で味わえる贅沢感、満足感はハンパではない!
沖縄瓦の建物がエントランスとなっている琉球ガラス村ですが
入ってすぐに見えてくるのが、吹きガラス工房です。
吹きガラスとは?
ガラス工芸における整形技法の一つ
真ん中にある溶解炉で高温溶融されたガラスを、ステンレス製などの吹き竿と呼ばれる
ものの端に巻き取って、竿の反対側から息を吹き込んで整形します。
沖縄の夏場など、この職場は何度になるのだろうと思いながら見学。
東京からお友達、奥さんグループ、3人がガラス作りの体験をしていました。
職人の人たちが先生なので、体験で出来上がったガラス製品、いい思い出になるでしょ
うね。
工房の裏手に現れるのは、巨大な建物、
沖縄県内の作家の作品や、琉球ガラス村でできた製品を展示販売している。
ガラスタイルの柱などカラフルでワクワクします。
入って驚かせられるのが吹き抜けのステンドガラス。
曇りの天気の日に、行ったのですが、神々しいような光と明るさで圧倒される。
建物内に入って、さらに驚かせられるのがシックで上質感の漂う展示の数々。
高級デパートや美術館とみまごう。
作家や作品によって、展示する空間や造作なども違えてある。
展示の仕方、照明の当て方も、ガラスの作品を主役にする素晴らしさ。
照明コンサルタントの資格を持っているサイヤGも感服。
ここの展示場の特徴は、各展示コーナーによってチェアセットや応接セットなどが
あり、ゆったりとしてラグジュアリーな空間そのものも楽しめる。
歩き疲れたら一休みできる観光施設、あんまり無いよねー👍
一流ホテルや美術館で楽しんでいるようなひと時が味わえます。
おとく情報の極めつきですが
この琉球ガラス村、アール・ヌーヴォー、アールデコ期を代表するガラス作家の
エミール・ガレやドーム兄弟の作品もコレクションとして展示されている。
お互いに刺激し合って世に作品を残したようですな。
少し頑張れば手が届きそうなガラス食器もあったので、ツバつけ😁
沖縄ではメジャーな宮原牛乳です。
牛乳ビンをリサイクル、ぽってりとした再生されたグラス
これは、牛乳うまいぞ と思って夫婦2人分買おうとしたら1グラス5,500円🫢
SDGsにはお金がかかる。時間もかかります。
ここ「琉球ガラス村」敷地内には、食べ物やアイスクリーム、土産専門店など
12の施設があるので、一日中楽しめます。
夫婦で、家族で、友人たちと楽しい“場所”
「琉球ガラス村」知らないと損する。
- 小さな子供の情操教育に良い
- 感性を磨くのに良い
- 心を豊かにしてストレスを無くすのに効果あり
- 沖縄の民芸品や作家を知る良い機会
- 雨や曇りの日でも楽しい
こんなに良いことがあって“無料”とは珍しい場所です。
伝統的ガラス作りの体験、素晴らしい工芸品の見学などしながら
ゆっくりとラグジュアリーな空間を楽しむことができます。
《琉球ガラスのブレスレット》