トラブル解決のためには、7つの質問を自分にすれば初動、間違えないで済みます。
トラブル多発の時代
現代は、自然環境の変化や人間生活における時代の変革期にあるため
誰しもトラブルがつきもの。
トラブルとは
- いざこざ
- もめ事
- 面倒
- 問題
- 紛争
- 障害
- 事故
人間関係、お金、品物など色々なものが絡み合ってトラブルを起こす。
トラブルに見舞われない人なんていない。
専門家、弁護士、知り合いなど他者に頼れることばかりではない。
自分自身で向き合うことがたくさんあります。
そんな時、トラブルにぶちあたった時に、冷静ではいられないことが多い。
- なぜ俺が、私が・・・
- あの野郎、コンチキショー
- あの時に、ああしておけば良かった
- もうダメだ>_<
感情的になるのが当たり前だが、この時が1番肝心。
感情を感情で抑え込もうとする必要はない。
しかし、そんな時こそ頭は使わないと損をする。大損をします。
トラブル解決スキルを上げる「7つの疑問」
スキルとは「訓練や学習、経験によって得られる能力」だが
まだ何もわかりもしないトラブルに対して、下準備や訓練は難しい
そこで、スキルを磨くためにはトラブル時、最初の段階で自分に対して質問を
してみると良い。
「7つの疑問」が大事な分かれ道
- このトラブルは何が問題か?
- 事実関係はどうなのか?
- 深刻度はどのくらいだ?
- 緊急性はあるのか?
- 時間の猶予はどのくらいあるか?
- 他に知っておくことは何か?
- 誰がこのトラブルに関して詳しいか?対応できるのか?
トラブルの具体例
私は、30年近く中小企業の
製品のメーカー社長だったので直接的に「クレーム対応」を多く経験した。
起業した当時、自社で工場を持つことなどできず、安いということもあって
韓国や中国で生産委託していましたが、当時はとにかく不良品だらけ。
お客様は、国内の大手企業、一流企業ばかりでしたので「クレーム多発」は命取り。
トラブルの連続だったので、自社製品を扱う代理店や、社員に対しても
「クレーム対応の虎の巻」を作って用意した。
「7つの疑問」は、その時の虎の巻をもとにしている。
実際には、疑問の先には本にできるくらいのマニュアルがあるが、それは
今回さておき、トラブル初動時に大事な「7つの疑問」について。
質問、列挙するだけではイメージしにくいと思うので、最近の私事トラブルであてはめてみましょう。
トラブルは「大動脈瘤が破裂すると死ぬ確率が高い」
昨年、大動脈解離と言って、動脈血管の内部が胸から腰まで裂けて
そこのカサブタがだんだん大きな瘤(コブ)となりつつある。
心臓近くの動脈瘤のため、破裂すると、脳や心臓への影響が大きく
死に至る確率が非常に高いと言うのだ。
今年の4月に、医者から告げられた時はショックというか
大きなトラブルだと愕然としましたよ。
「倒産して破産して、そのうえ、早く死ぬのかよ」ってね。
でも、まず7つの疑問を思い出して自分のトラブルにあてはめてみました。
- このトラブルは何が問題か? ▶︎長年の不摂生により、血管が動脈硬化を起こしていて死が早まること
- 事実関係はどうなのか? ▶︎MRIほか精密検査の結果、名医の意見は正確
- 深刻度はどのくらいだ? ▶︎症例で言うと深刻度「重度」
- 緊急性はあるのか? ▶︎すぐではない
- 時間の猶予はどのくらいあるか? ▶︎3ヵ月〜半年間
- 他に知っておくことは何か? ▶︎手術自体が危険、特にデブ
- 誰がこのトラブルに関して詳しいか?対応できるのか? ▶︎担当の名医(権威者)
7つの疑問によって、自分でやるべきことが見えた。
- 手術を3ヶ月後にして、少しでも痩せる
- 移住した沖縄の地元に専門医、名医がいたことに感謝
- 病気の根本的な原因である食生活を見直すこと
「食生活」についてはアウトプットしながら取り組めば、身になると言うこともあって
当ブログで記録しながら発信しています。
トラブル時の7つの疑問(まとめ)
人それぞれ、大なり小なりトラブルを抱えていますが
感情的になって、得することは何もない。
感情的になればなるだけ、解決することも無く悪化することの方が多い。
自分に7つの疑問を投げかけると、脳は感情を一時、制御してリセットしてくれる。
感情は、またぶり返すことはあるが、冷静な時間に、次の一手を考えることができる。
この7つの疑問、小さいトラブルで訓練すると効果も
目に見えて、わかります。
こんな調子で・・
- 問題はそこだったか!
- 急ぐこともないじゃん😌
- 今は、おとなしくしている方が利口だな^ ^
- あいつに頼んだら、問題解決じゃん✌️
てな感じで、サクサク問題解決する場合もある。
もうひとつ大事なアドバイス!
この7つの質問の使い方ですが・・
トラブルの対応とともに状況は変わるので、場面に応じて
再度7つの質問をしてみましょう。
状況を正しくフィードバックすれば、だいぶ問題は解決している場合もある。
次の一手も正しく判断できます。
くれぐれも、トラブルを抱えた時、大きな問題になればなるほど
エキセントリックな感情は制御しましょう。
早めに「7つの質問」を自分にしてみよう。