おいしい沖縄の塩で漬け込んだ「スーチカー」
ズッキーニと合わせたミルフィーユ仕立て😋
《目次》
スーチカーとは
「スーチカー」は沖縄の言葉
「スー」=塩「チカー」=漬けるという意味で
沖縄では豚肉の塩漬けのことを指します。
豚肉の三枚肉(バラ肉)をたっぷりの塩でじっくりと漬けるので
豚肉の旨味が秀逸な沖縄伝統料理です。
暑い沖縄で食材の保存環境が厳しい歴史や文化の中で
残されている郷土料理なのです。
ちなみに沖縄では豚バラ肉=三枚肉という表現が多く使われますが
本土とは少し違うので説明加えますね。
- 沖縄の三枚肉・・・皮がついた豚バラ肉のことを指す
- 豚バラ肉・・・赤みと脂肪の層が三層になっている。
スーチカーですが、作るのは簡単ですが一つだけ注意が必要!
精製した塩で作ると何か味わいが違う。
もし作る機会があるのなら
沖縄の自然塩、美味しい塩で作ることをおすゝめしたい。
沖縄の塩
スーチカーを作る数日前
「ぬち」は命
「まーす」は塩
命の塩だけあって、栄養分ミネラルがすごい!
なにせギネス認定ですからね。
製法特許も取得していて、昔からの塩作りと全く違います。
「ぬちまーす」さん
今では観光スポットとしても有名でシーズンになればTVなどでよく見かけます。
ここの高安社長とは、ひょんなことで30年前に知り合ったのですが
今では沖縄を代表する優良企業。
ぬちまーすの人気は凄いことになっていて、塩の生産が間に合わず
工場を増やすらしいです。
ぬちまーすの塩工場ですが、沖縄の海は珊瑚で囲まれているため
海が汚れていないためキレイでミネラル分が多い。
そんな海から「ぬちまーす」ができます。
奇跡の塩「ぬちまーす」
スーチカーとズッキーニのミルフィーユ
新鮮な豚肉、ズッキーニ、シークワーサーと県産フレッシュな素材がそろいました。
味の決め手となる「塩」はもちろん沖縄の塩。
▶︎材料(2人前)
- 豚バラ肉(ブロック)・・・250g
- 沖縄の塩(お肉の6%)・・・15g
- ズッキーニ・・・1本
- ねぎ(先の青い部分、捨てるような場所でOK)・・・1本分
- 生姜・・・3片
- シークワーサー・・・1個
- オリーブオイル・・・小さじ1
▶︎作り方
- 豚バラ肉のブロックをしっかりと拭いてから塩を全体にこすりつけます。肉の量の6%にしました。
- ジプロックで空気を抜いて、3日〜5日ほど冷蔵庫で寝かします。(最初のうちは豚肉の水分が出るので、こまめに肉の表面を拭いて出た水分を捨てる)
- 3日〜の保存後、沸騰したお湯に青ネギと生姜を加え、2の豚バラ肉を入れ、湯洗いして取り出す。
- 取り出して粗熱が取れたら、お好みの厚さでカットする。
- ズッキーニを肉の断面の大きさに合わせてカットして、2分ほどレンチンします。
- お皿にお肉とズッキーニを交互に並べて、オリーブオイルをひと回し。シークワーサー半分にして並べたらできあがりです。
👉スーチカーの塩分量ですが、このレシびではお肉の6%としましたが
お店や各家庭でも様々です。
現代の冷蔵技術や健康維持などの点からも少なくなっています。
漬け込む日数や塩分量などでアレンジも楽しめます。
▶︎MEMO
写真だと伝わりにくいですが
豚バラ肉、いや皮つき三枚肉
柔く弾力がほどよいスーチカーになりました。
肉の6%塩量は絶妙で
ソースやタレなどいらない。
オリーブオイルをチョイとからめてシークワーサー搾りでOK!
クセのないズッキーニも一緒に頬張れば、もっと美味しい。
スーチカーは、ベーコンのように使えるので
薄切りにして炙ったり、炒め物などに加えても美味しい!
スーチカー、手に入れると料理バリエーションが広がります。
豚肉プロックなど特売日、見つけたら
挑戦してみませんか?
《沖縄のフレッシュ!シークワーサー》