はい!
こんちわー
ブログ4日ぶりのサイヤGです。
沖縄から長野へ飛んで
裁判所に出頭していました。
3年ちかくかかっていた会社の精算が終わりました。
大病によるカラダのリセットに続き
生活のリセットするときがやってきたーー!
忙しいの何ので
ボケてる暇がない。
《目次》
日本の会社倒産の現実
会社経営では
事業に必要となる資金を「血」で例えますが
出血が続けば「ヒト」「モノ」は止まるので
人で言えば死=法人は倒産。
今、パンデミックにより経済活動は止まり
多くの会社(法人)は
人に例えれば、延命治療や輸血して安静にしている状況です。
でも
これから大変なことになる。
会社(法人)も人と同じように
寿命というものがあります。
時代や生まれた国、人と人との出会いにより
良くも悪くも
会社(法人)も生まれ変わります。
サイヤGですが
3年前まで経営していた会社は25期、市場でがんばりました。
大手クラス企業で会社の平均寿命は、30年と言われているが
最近は、どんどん短くなり2017年の商工リサーチ調べでは23年。
これは大きい会社の話で
中小企業や零細では、10年で9割の会社が潰れている。
20年以上、持ち堪えられるのは、なんと0.3%
日本の会社
99.7%は中小企業、零細企業が占めます。
だからニュースで大手企業や官庁のボーナスの平均金額など放映したって
「どこの国の話?」となる。
その多くを占める
99.7%の中小企業の70%は、赤字です。
税金を払えないのです。
裏返せば、0.3%の超大手企業、優良企業と
呼ばれる会社が「儲けはどんだけ〜」
サイヤGの会社
21期、黒字だったので優秀だった😞
長い間、税金も払ったし
雇用も続いた。
それに新規事業の元となるメーカーだったので
代理店の売上やユーザーの経済効果など市場を考えるに
20年以上のビジネスで何百億円にも
なったはず。
今盛んな「省エネビジネス」の先駆けでした。
そんな成功や失敗経験の中で
パンデミック後ビジネスの成功させるための
3つのポイントについて話をしたいと思います。
今、会社をどうして
いこうかと考えている社長、役員さん
その家族
これから起業やフリーランスで生きようと思っているアナタの
参考になればと思います😄
倒産の理由
中小企業の赤字の話に戻すと
何年も経営していれば赤字となる年があったり
大儲けする年もあるので、それはそれで良い。
まぁ中には税金が払うのが嫌で
節税や脱税するヤカラもいるが
日本の会社(法人)の7割近くは、赤字なのです。
3年以上、赤字が続くと
銀行からの融資は断たれる。
自己資金だって底をつく。
「出血」だけが続き
倒産、破産が待っている。
会社(法人)の倒産は
人間で言えば死に例えられるが
人間同じように急死や病死、事故死など
倒産に至るには、様々な理由がある
- 社長の独りよがりの経営、放蕩経営、無駄遣いなど
- 仕入れ先や大口取引様の倒産や取引が無くなる
- 2による銀行の裏切り、融資の引き上げ
- 時代の波に乗れない、仕事自体が廃れゆく
- 後継者がいない、育てていない
ひとつの原因ではなく
これらの原因が複合し絡み合い
会社を蝕んでいくケースが多い。
サイヤGの倒産や実績
今日の記事のエビデンスですがサイヤGの倒産の経験や
今までビジネスで45年近く
連戦連勝を続けてきた経験に基づきます。
「私ごとの倒産」について
2019年に会社の事業を停止させ
会社の精算を始め約3年の年月がかかりましたが
一昨日、裁判所の手続きが完了しました。
「免責免除の決定」が出ました。
会社の資産、私的財産のすべてを精算にあてましたが
約6億円の債務は帳消しにできず
個人的には自己破産となりました。
自己破産のメリットとデメリット
メリットは、会社や私生活すべての債務(借金、リース、支払い)
がすべて免除されます(免責免除の決定)
デメリットは、もちろん個人や会社の資産は
ほとんど全てが没収されるので
メリットやデメリットで測り知れるものではない。
一応、デメリットを挙げてみます。
- 生活に最低限、必要な家財類、車、現金は手元に残せるが、それ以外は管財人に管理され売却される
- 借入が今後、5〜10年できなくなる(いわゆるブラックリストにのる)
- 住所氏名が「官報」という国が発行する機関紙に掲載される
👉「自己破産」ですが、ギャンブルの原因や犯罪がらみなどの借金は
免責とならない場合もあります。
また、財産を隠したり、計画倒産などのようにお金を事前に動かしている
ような場合にも免責(借金帳消し)にはなりません。
サイヤG成功体験
サイヤG
人生の第四コーナーで
倒産という形で大きな失敗をしましたが
40年近くの
商売、ビジネスで考えると8割は勝っている!
8勝2敗。
他人の成功体験なんぞ
面白くもなんとも無いと思うが
本記事のエビデンス(裏づけや根拠)として
失敗話(ネガ)成功話(ポジ)もあげてみます。
積み上げた成功体験
- 24歳/東京都内、大学生(留年中)当時に始めたバプ、飲食店が大当たり(40年前、平凡パンチで大学生社長として紹介されました)
- 29歳/上記のお店好調は続き、調子に乗って小田急線、経堂駅近くにカフェバーCHIPSを開店、繁盛店となる
- 30歳台/子供が二人生まれ、繁盛店だった、お店は全て売却して長野県安曇野、別荘地に転居。近くの大王わさび農場で、お土産品や食事メニューなどの企画、レストランの責任者として従事する。
- 「安曇野大王わさび農場」は、朝ドラの舞台や雑誌アンアンノンノの撮影地となり有名観光地となる。私は「わさびソフトクリーム」やお土産の新商品開発に携わり一大ブームとなる。
- 黒澤明の映画「夢」の撮影地となり黒澤明監督や撮影チームの食事番となるなど「食のスキル」を磨きました。
- 30歳後半/長野県内の観光地、ペンションなど温泉の無い地域や施設に24時間風呂の設置販売を思いつき、フリーランス・独立営業マンとして成功する。好調な売上であったがメーカーの倒産やスキーブームの終焉やペンション経営者の不安などがあり事業を止める。
- 商材を「節電機器」に変えて販売をすると当時の省エネや経費削減のブームに乗って大当たり。
- 38歳/節電商材で世の中のニーズを実感して、省エネ事業を開始する。照明用の反射板を開発して、全国展開する。
- 大手企業(イオン・無印良品・ ABCマート・トヨタ工場群・三菱工場群)を顧客として売上を伸ばし売上最大時は年商30億円となる。
- 50歳台/大手企業だけの売上依存に不安があったので、国内の営業所や海外の拠点を分社化して5つの会社に分ける。会社設立時や立ち上げでは私が陣頭指揮をとって好調なスタートでしたが最終的にはダマシ、裏切り、お金や顧客の持ち逃げ、各会社は閉鎖や事業の停止をする。
- 照明業界は、当時LEDに大きく変わる時期で顧客、メーカー、販売代理店など構造的な変革があり、本体の会社、アイゼットも売り上げや利益が激減する。
- 62歳(2019年3月)アイゼット倒産
最後の2行は負け戦ですが
驚いたのは「銀行」
30年近くも、つきあってお金(血液が健康で血流が良い時)があっても
こちとら借りてやっていたくせに、ちょっと風向きが変わっただけで
融資(輸血を断る)をしなくなる。
融資しないどころか、貸し剥がし(病気やケガ人から血を抜き取る)
に入る。
そして、どうしても融資なら、担保をつけろと
倒産に備えて準備万端というわけだ。
また銀行は「再建計画」なるもの出してくるが
絶対信用するな!
目的はこうだ
- 国や行政が認めた経営コンサルタントを送り込み、助成金が出ると言って、お金を支払う。資金繰りがキビシーというのにさらに出血する。
- 1のコンサルを送り込んで、お金になるもの、お金が死んでいるものの目録を作り倒産したときのための準備
- 銀行や保証協会は、コンサルを通して資金繰りや入金、支払いを管理する。
要は、銀行というところは
死に体となった会社の
余命や、そのタイミングで何をお金にできるのか?
返済や担保はどうなっているか?
など、自分達のことしか考えていない。
本店や上層部などへ報告はしても
連携などせず
支店長レベルや担当者で物事を進める。
地方銀行なら
1億円の借入でもある会社のトラブルなら
支店長や担当者を変えても
飛ばしてでも、取り立て回収に入る。
サイヤG
今日は
倒産の裁判終わり、免責(銀行の借金帳消し)
になったので、言いたいこと言っちゃうもんねー( ̄▽ ̄)
恨み・つらみ・嫌味
を言っても仕方ないので、明日は
サイヤG経験上の
会社経営で失敗しないための3つのポイントを
お話ししますね。
今日のまとめ
明日の後編で倒産しないための対策や
コロナ禍後の会社経営について、思うところを話しますが
ひとつだけ先行メッセージ!
こんな会社の状態であれば
早く出直したほうがいい!
いったん、会社やお店をたたんで出直しましょう。
- コロナ禍の前に赤字が2年続いていた
- 自分(社長として)のやりたいことがブレてきた
- 仕事仲間やつきあいの多い人たちと違和感がある
- 奥さんやパートナー、信頼する女性のスタッフが仕事や仕事仲間について「何か変」「ちょっとオカしくない?」と言っている。
詳しくは明日、説明しますが
こんな会社やお店
要注意です。
出直す方が良いです。
「かしこい倒産」をおすゝめします。
世間的には
悪やマイナスでしか捉えられない「倒産」で得られる
メリットをお伝えすると
「会社の社長、仕事人間でいる以外のすべての選択肢が増える」
という事です。
正直なところ
サイヤG
倒産と自己破産により
大きな犠牲や悲しみもありましたが
今になれば
自由な生き方があって、どれにしようかな
と迷う楽しい毎日が待っていました。
悔し紛れではありません。
生きていくためにすべきことは無限にあります。
それを自分で選べられる自由。
自分の自由(軸)を作るとブレなくなります。