コロナ禍のあと
大変革の時代では「決断」をして進んでいく機会が増えます。
大勢の「優柔不断」から脱却したい時
何かを決断して、取り組む場合には「説得力」が必要になります。
説得力を身につけるにはフレームの使い方が大事になります。
《目次》
優柔不断なDNA
日本人は「優柔不断」な人が多くないですか。
もちろん私も含めての話ですが。
「優柔不断」
あまりいい意味で使われることが少ない言葉ですが
何も悪いことばかりではないと思う。
自分の会社が倒産する前やコロナ禍の前
海外の人を相手にビジネスをすることが多かった。
今は
人に提案して約束を取りつける
仕事を手伝っていて思うことですが
とにかく日本人は
外国人に比べて優柔不断です。
そして、この優柔不断さは
時には強みでもあります。
言い換えれぱ
多面性やおおらかさもあわせ持っています。
島国ニッポン
太古より島国という環境でDNAを繋いでいる
私たちは、いい意味でも悪い意味でも優柔不断です。
おおらかな国民性とも言えます。
急激な変化は好まない
できるだけ親、親戚、ご近所、地域とは
上手くやっていきたい。
ある程度、個人の考えは殺して
同じ考えや行動が心地いい。
八百万の神
日本人の多様性を表すのに
引き合いに出して畏れ多いですが
神様でさえ
一つに決めず、太陽や大地、動物や木々にだって
宿っているものと崇めてきました。
今は
神道で誕生をお祝いされ
キリスト教で結婚して、仏様になって
地球を離れていく人も多くなりましたよね。
「優柔不断」も言い換えてみれば
こんな強みもあります。
- 情報を集め精査する能力が高い
- しっかりと考えつくす
- 人に流されない(不断に見えても意外と芯がしっかりしている)
対して、狩猟民族や広い大陸でDNAを繋いできた人たちは
他種の民族や文化の融合、違った環境で生き抜く。
生きるか、殺されるか
敵なのか?
味方なのか?
瞬時に決めないと生き残れない人たちとは
「即断即決」が求められることが多いし
それの方が慣れている。
外国のビジネスで「検討します」
「善処します」などとは言わない。
プライベートでも「とりあえずビール」とは言いません😄
グローバルな社会
ワールドワイドになったこともありますが
今は「決める」ことも重要になっています。
時間の流れが早く
情報があり溢れています。
多様性×多様性で1人の考えだけに固執すれば
何も決まらなくなります。
何かを
決める
決断するとなると
選べなくなり時間ばかり
が過ぎてしまう。
変革の時代に生きる
私たちは、熟慮も大事ですが
それ以上に、行動することも大事になっています。
何か決断する時、迷った場合には
フレームを変えて暗示にかけると
上手くいきます。
フレームを変えると上手くいく
フレーム、言うなれば
物事の捉え方を変えるだけで決断がしやすくなります。
例えぱ
ある会議で新規ビジネスをやるかやらないか?
決めなければならないとします。
それは、大手企業や競合会社は手を出していないビジネスです。
各事業部から意見が出て
Aさんの調査では「40%の高い確率で事業は失敗します!」と言います。
別部門のBさんは「私の調べでは60%の率でこの事業は成功します」
そして・・「この事業をやらなければ私たちの会社は、新規客は増えず
それどころか大手会社に顧客も奪われて、会社は衰退します」
同じ調査内容をもとにしたプレゼンテーションでしたが
Bさんの意見をきっかけに
新規事業はスタートしたのでした。
最後の一押し
自分が何かを決める時
大勢の人が何かを決める時
明らかに定まっていることでなければ
どちらにも分がある。
どちらも正解ではなかろうか
思うことがありますよね。
でも決めなければならない。
そんな時は、物事のとらえ方を変えて
伝えると説得力は増します。
同じ事でも
とらえ方、文章の構成を少し変えるだけでも
人は誘導(説得)されます。
フレームを変えてみることで
相手に与える印象はガラリと大きく変わります。
まとめ
「説得力」をパワーアップするための心構えやテクニックをまとめてみました。
- 日本人は「優柔不断」な考え方の人が圧倒的に多い。
- 人は、不確定でたくさんのメリットを並べられるより、一つの具体的なデメリットを言われると決断しやすい。
- 「この方法でいけば、60%は成功します」「この方法でいけば、40%は失敗する」同じことを言っているが印象は大きく違う。
- 同じ現象でもフレームを変えて話ができる人は、説得力がある。
- どういう表現を使えば相手が、嬉しいか・楽しいか・ワクワクするか言語感覚を磨いていると仕事やプライベートは上手くいきます。
人は皆だれでも損することや
失敗は嫌です。
すでに持っているものを失うことや
損失が出るならともかく
やりもしないで何かを失うとすれば、よけいに嫌ですよね。
「このまま何もしなければアナタ(私たち)
にはこんなマイナスがある」
最後の一押しは
損をしたくない、もうこれ以上
失敗はしたくない感情を刺激する。
人はそうなると行動に移しやすいです。
あとは
決めたらガムシャラに行動するのみ!