沖縄の良さをお伝えするには「泡盛」
忘れてはいけませんね。
お酒、あまり召し上がらない人には
「ぶくぶく茶」情報を添付しました😋
《目次》
泡盛
お米を原料として、黒麹菌によってデンプンを糖化して
酵母でアルコール発酵させたもろみを蒸留して造ります。
3年以上貯蔵したものは古酒(クース)と呼ばれます。
ウィキペディア的に説明すると
こんなところですが
コレじゃ魅力が伝わらないので
ググった情報と
製造している酒造現場に行って、勉強(試飲😋)をしてきました。
泡盛トリビア
酒造所見学のリポートの前に
泡盛に関する疑問や
トリビアをまとめてみました。
Q:なぜ焼酎なのに「泡盛」
全国各地で造られ飲まれている「焼酎」ですが
沖縄産のものだけが「泡盛」と呼ばれます。
沖縄が本土復帰した時に「焼酎乙類」に組み込まれたことが
あり泡盛という名前が使えないという事態がありました。
沖縄の人にとっては
それは困ると言うことで・・
法令的には、焼酎乙類なのですが
とし、一般に慣熟した呼称があると財務省が認めて
「泡盛」の呼称は残されました。
Q:なぜ「泡盛」と言うの
「泡盛」の名前由来は、たくさんあります。
どれも、なるほど! と思いますが
サイヤG的に合点が入ったのは単純明快。
「泡はぶくぶく膨らむよ」
泡盛は、湧水で作ります。
本島や離島など、それぞれの地域で湧く
「水」にも違いがあり、それぞれ泡盛の味や香りの特徴となる。
珊瑚礁に囲まれた沖縄
地下水からこんこんと湧く水は
硬度が高く、ミネラル分を豊富に含みます。
お米と、ミネラル分を多く含む硬水の湧き水で
お酒を造るときに
ブクブクと泡ができるので「泡盛」
と言う説明がシンプルで明快かと。
首里城の近くの湧き水は
特に硬水で、その湧き水でたてる
「ぶくぶく茶」が王朝時代には献上されていました。
泡とブクブクの関係
名前としても、しっくりいきませんか😁
ぶくぶく茶の名店
Q:泡盛のルーツは
琉球王朝の時代から長い歴史の中で
成熟された「泡盛」ですが、そのルーツは
15世紀、シャム王朝(タイ)に起源があるという
研究が支持されています。
海洋国家として、東南アジア圏を
自由に行き来していた「海んちゅ」たちの
息吹を感じます。
Q:クース(古酒)とは
泡盛は熟成するとアルコールの刺激が和らぎ
コクや独特の香気がでて風味が増します。
ウィスキーの場合は、樽の力を借りて熟成させますが
泡盛は、自らの成分で変化するため、瓶や陶器に入れた後も
熟成が進みます。
「泡盛」税法上は単式蒸留焼酎と言う
名前がつけられているためアルコール度数は45度以下でないと
なりません。
与那国島で特例として製造が認められている
60度のお酒は「花酒」と呼ばれ
税法上は原料用アルコール。
「こんな原料ならいいものデキそー^ ^」
見学できる酒造工場
頭の知識は、この辺にして
製造できる工場が、家のすぐ近くにあるので
見学に行ってきました。
沖縄本島にも離島にも
見学ができる泡盛の酒造工場の施設が
いくつもあります。
那覇空港から車で10分の「忠孝酒造」です。
本格的な酒造現場の見学ができます。
忠孝製造所では、スタッフによる案内で
昔ながらの手造り工場やたくさんの古酒(クース)が眠る酒蔵
泡盛の歴史や文化が学べるミニ映画の上映もしており、一気に泡盛知識が
身につきます👌
ご褒美に、試飲もついてくるので
運転手を確保したり、バスで行くのもいいかと😘
試飲ですが
小さな琉球ガラスで
20年モノの古酒をいただきましたが
すごい!の一言。
口を伝わって
鼻や脳内まで香りが広がり
alcoholが身体中に染みていく。
ウィスキーやブランデーとは
違う芳醇を感じざるを得ません!!!😋
どういうわけか白黒モードで撮ってしまった写真。
木造の酒蔵ですが
レトロ感があっていい感じ。
強い酒入って、手元狂ったかもしれないけれど結果オーライ🥴
酒造所見学
「試飲ができる! グヒヒ😄」
とヨコシマな気持ちで行った工場見学ですが
泡盛の伝統や文化を継承する人たちの
モノ作りへの思いや苦労、喜びを知ることができました。
沖縄本島、離島には
泡盛の酒造所が点在しています。
それぞれの製法もありますが
土地により湧き出る水が違うため
色々な泡盛が味わえます。
酒造所には、見学施設やショップを
併設している所が多いので
酒好きのアナタ、家族連れの皆さんに
おすすめの施設です。
来沖の際には
気になる泡盛の酒造所
ぜひ立ち寄ってみてください。
先週末、酒造所見学に行ったのですが
小学生の孫娘2人、つきあってくれました。
手造り体験やミニ映画鑑賞など
真剣に取り組んでいた。
「ウチナンチュになっていく手伝いもできたかな」
10年もすれば
一緒に泡盛飲めるから
楽しみにしておきましょう。
《泡盛飲み比べ》