「医食同源」沖縄の美味「すーちかー」 を作ってみました。
《目次》
塩豚・すーちかー
沖縄の塩は、ミネラル分たっぷりで美味しい。
島はサンゴ礁が隆起してできたので、サンゴ礁の光合成により、海水を
浄化するばかりでなく、ミネラルを放出します。
キレイな水とミネラルが美味しい塩を恵みとして与えてくれます。
トクのある島、沖縄。
「医食同源」食べ物でカラダを守る、治療する考え方が昔からあります。
沖縄は暑い地域でもあり、塩による食材の保存が発達しています。
塩による保存は、それらの食材の旨味を引き出し熟成の美味しさを味わうことが
できます。
「塩豚・すーちかー」をご存知だろうか?
豚肉を使った沖縄料理はメジャー級となっていますが「すーちかー」
いまいち知られていない気がします。
保存食としての食材や、居酒屋の一品料理ではもったいない美味しさなので
主役においた食事にします。
▶︎材料
「これだけでなんとかなるさ〜😋」
- 豚肉のブロック(三枚肉・豚バラ肉)
- 沖縄の塩
👉三枚肉が手に入りにくい場合は、豚バラ肉でOK。すーちかーは、脂身が少ない部位だと仕上げがかたくなります。
▶︎作り方
1️⃣肉の重さに対して7%の塩をすりこみます。
500gのブロック肉なら3.5gの塩を全体にまんべんにく擦りこみます。
👉沖縄の塩は、ミネラルたっぷりで塩味も強く感じませんが
塩分をおさえたいという人は少なくしてもいいです。
冷蔵庫で保存するため7%にこだわる必要はないかもしれません。
2️⃣塩をして数時間で浸透圧により肉汁が出てきます。
その後も1日に一度は、出てくる肉汁を捨てて、ブロック肉はキッチンペーパーで肉汁を
ふきとってください。
あとは寝かせるだけ。
最低5日はおきたいので、キッチンペーパーに包んでジプロックに入れて寝かせます。
2週間くらいすると塩が肉全体に浸透して、肉も熟成します。
3️⃣5日くらいすると、スライスして炒め物とあわせたり、茹でて塩をぬいて食べるなど
できます。
熟成中、肉汁をこまめにとっても豚肉の臭みは少しあるので、塩抜きのため茹でて
泡盛や生姜、ネギなどを使って臭みをぬくと良いです。
茹でる場合、肉は熟成されて旨味は閉じ込められているので
30分から1時間程度、茹でて調理します。
スーチカーは茹でたり焼いたりと活躍する食材です。
スープもあますことなく使えます。
「茹で系の簡単調理」は、こちら参考になります。
【自家製!!塩豚(スーチカー)】沖縄発の万能食材をお家で簡単レシピ。
▶︎MEMO
今回は、2週間は待てないため😋
5日おいてから、炙り焼きにしました。
最初から、炙り焼きにしようと思っていたので
塩もひかえめにしました。
肉汁、ジュジュわー!
バラ肉ブロックなので脂身に対する
塩加減も、ちょうどいい(500g肉に4gの塩でした)
つけあわせは「ニンジンしりしり」ときゅうり。
それぞれの甘みや野菜シャキシャキ感がベストパートナー。
ニンジンしりしり
まとめ
沖縄は「医食同源」という日常からバランスのとれた食事をすることで
病気を予防して、毎日の食事で治療までしてしまう考え方が昔からあります。
命にかかせない「塩」にも恵まれている沖縄。
他の食材(命)をあますことなく頂き、自分のカラダに、その命を引き継ぎましょう。
「すーちかー・塩豚」今、仕込んでおけば
来週末には、いいお酒が飲めます。
「医食同源」パワーチャージしたメニューが食卓にならび頂けますよ。