残暑どころか常夏の日本になる勢いです。
コロナや在宅ワークなど、おうちの空間が大事になっています。
省エネ機器メーカー23年経営の経験からスーパーサイヤじいが
おうちで使うエアコン、賢い使い方をアドバイスします。
《目次》
おうちエアコンが活躍
これから、おうちエアコンが活躍します。
でもこんな悩みが・・・
- 電気料金が高くなる
- 高機能で使い方がわからない
- つけっぱなしはどうなの?
オフィスや外出先では、業務用のエアコンやシステムとして空調管理されていますが
おうちでは、アナタがやらないと健康もお金も、失うことになりかねません。
在宅ワークが増えても、照明や空調の光熱費はみてくれないでしょ?
ブログ書くときだって、環境が悪いと良いアイデアやいい文章も書けません。
日本のおうちエアコン
日本のエアコンはすごい!
機能もすごければ、製品の値段もすごい。
一番すごいのはランニングコスト(毎月かかる空調コスト)
海外、欧米諸国では冷房の必要のない国が多く
冷房するとしても、建物全体の管理が多く
部屋ごとにつけるパッケージエアコンなど無い。
夏がきびしい東南アジア諸国では、パッケージエアコンの普及が進んでいる。
国の発展具合はあるにしても
日本製品のように高機能なものは必要とされていません。
機能を高くするなら、扇風機を高機能にした方が良い。
ダイソンは、パッケージエアコンなど無い国を相手にしてきましたから
当然、高機能な扇風機で勝負ですよね。
現在、日本で普及しているエアコンは
高機能で快適性・省エネ性を追求されてきたものですが
日本がもつ四季や地域性では、実際には使いこなせていない。
本当は、もっとシンプルなエアコンで良いのです。
実例で示すなら
私が住んでいる長野県、8月、9月のある期間
冷房が必要ですが朝、夕などは涼しいので冷房はいりません。
今は、エアコン・インバータ式などがあたりまえですが
一台あたり数万円もえかかるコスト、電気料金や電力使用量で
減る分、もとを取るためには
10年以上、20年近くかかります。
でも使う人は、省エネしているつもり・・・
社会貢献しているつもりになる。
快適性や所有欲の裏側には、省エネの犠牲が隠されています。
携帯電話の世界で言えば
スマホのハイスペックなものしか売っていない。
使いこなせないものを、全国民に普及させているようなもの。
ハイスペックなもの、パッケージエアコンが
お家向けに
普及してきた以上、もとには戻せないので賢い使い方をアドバイスします。
おうちエアコンの使い方、おすすめ3選
①電気代の削減はファンがキモ
エアコンの電気代の多くは、部屋の外や庭に置いてある
室外機の中のコンプレッサー(ファン)が消費する電気使用量(電気代)
プロペラのようなもので、まわっている部分で電気代のほとんどが占められます。
リモコンや羽が動く電気使用量などしれたものです。
ファンでまわっていますが
部屋と外部との空気の入れ替えをしているわけではありません。
部屋を冷やすための空気を作るためにまわっています。
👉室内にあるエアコンのフィルターを2週間に一度、ホコリや汚れを取るだけで
コンプレッサーの動きが効率よくなります。
こまめな掃除で
15〜20%の電気の使用量がおさえられます。
(ダイキン調べ)
コロナで空気の入れ替え
を推奨していますが、エアコンは一旦切ってしまうと
次にスイッチを入れた時に電力をたくさん消費します。
「起動電力」と言いますが、これが一番電気をくうのです!
「もったいない」気持ちはありますが
10分程度の空気入れ替えであれば、スイッチを入れたままのほうが省エネです。
👉空気の入れ替えだけでなく、スイッチの入り切りは、消費電力を増やします。
冷房を効かせた部屋にいる時間が長ければ、スイッチ入れたまま・つけっ放しが正解。
冷房の効かせ過ぎは良くないので適温にしたつけっ放しが大正解!
つけっぱなしとスイッチOFFどっちが正解?
②エアコン省エネに「湿気」は大敵
エアコンの立場で言わせてもらうと
湿度を多く含んだ空気を冷やすには、湿度が少ない空気よりも
大きなエネルギーが必要です。
適度な湿度の部屋であれば、湿度が多い部屋よりも早く冷えて
適温を維持するのが、エアコンさんは楽になります。
人間にとっても40%〜60%の湿度が快適だと言われています。
なぜ部屋の湿度は上がるのでしょうか?
部屋の湿度が上がる原因
- 部屋干し
- 人の息(複数や長時間の結果)
- 換気が悪い
- 雨
- 冬の結露
長い時間、部屋を密閉して人がいると起きる原因や
季節や地域の問題があります。
自分がいる部屋の湿度がわからないと対策がとれません。
エアコンを賢く使うためには、部屋に湿度計を置きましょう。
家族で管理できます。
スマホに湿度アプリ(無料)でもOK
部屋ごとに湿度管理をするのは難しいですが
人もエアコンにとっても、湿度を調整するのが賢いやり方です。
👉賢い除湿
- エアコン機能を使う
- 空気清浄機で調整する
- 冬であれば加湿器
- 家や部屋で、部分的な空気入れ替え口を作っておく
- 一応あげておきますが除湿剤、炭など(これらは部分的なスペースには有効ですが部屋など広い空間の除湿はムリです)
👉季節や天候に左右されることが多いですが「室温」を気にしているばかりでなく
エアコンの「除湿機能」を上手に使いましょう。
湿度が高い場合の冷房は、早めに除湿すると良いです。
部屋や家の「湿度」管理をすることで節約・省エネができます!
③お年寄りは、リモコン苦手
熱中症になられた老人で、エアコンがあるのに使わなかった理由が
「使うと贅沢だ」
「使い方がわからない・使ったとしても操作が面倒」
という、若い世代では理解しがたい答えが返ってきたという。
高機能になっている分、リモコンのスイッチがわからない。
スイッチ入れてからも、何をどうするのか?
冷えてきたら、冷えたで寒過ぎで調整したい。
こんなことが、誰でも当たり前にできる前提のリモコンが
高齢者には、アダとなるのです。
体感自体も鈍感になっているため、よけいに注意が必要です。
常に誰かが、近くにいられない場合は
リモコンの操作を簡単にしてあげる。
テープや大きな字で、必要な操作方法だけ、書いておく。
など必要です。
「暑かったらスイッチ入れるんだよ」
では足りません。
高齢者がアナタのまわりにいたら
使い方を、一度チェックしてみましょう。
エアコンと冷風機の組み合わせ
以前の記事でも書きましたが、個人や2人くらいの「涼み」では
扇風機や冷風機を上手に組み合わせると、省エネも快適性も効果的です。
空気の入れ替え、対流をよくする
電気代をおさえるなどエアコンだけに頼るのではなく
組み合わせたり、使い分ければ効果的です。
写真のような室外機(コンプレッサーを積んだ)が
部屋ごとや家ごとに並んでいる国は、世界でもめずらしい。
本記事で先に書いたように、このコンプレッサーのモーター部分で使う
「電気量(料金)」すごい量です。
戦後、数十年
製造メーカーや国、電力会社など
がんばってきたのはわかりますがエネルギーの使い方は
使う人が、考えなおす時期になっています。
快適性、省エネを売り物にするものは多いですが
高機能にして、値段を高くしますが、その高くなった分を
取り戻せるのには10年単位でかかります。
取り戻す前に壊れます。
エアコンの進化やテクノロジー発達を否定しているわけではありませんが
鵜吞みにしていると、大企業や電力会社を喜ばせるだけ。
今ある扇風機を活用したり
小さいエリアの涼をパーソナルで安価な冷風機を組み合わせるなど
暑い夏を切り抜けることができます。
まとめ
アナタの生活スタイルに
あわせた有効な「冷房方法」を学んで、長い夏、激夏に立ち向かいましょう!
「コメント」でアナタのおうちや部屋のエアコンや照明の悩み・質問や
ご意見などいただければ返信します。
お気軽にどうぞ!