国が主導するキャッシュレス化の流れを知ることで、私もあなたも支払う「税金」が得になる話です。
《目次》
1円の原価、知っていますか?
キャッシュレス化の後進国、日本ですがおくれた理由は簡単です。
「お金の心配が少ないしっかりした国だから」
キャッシュレス化では、それがあだとなっています。
明治以降、世界の檜舞台おどりでた日本ですが貨幣制度がしっかりしている上に日本人のもっている気質により「お金の心配が少ない稀有な国」となりました。
- お札や硬貨の偽物がない
- デフレ、インフレでお金の価値が大きく変化しない
- 政府の安定、銀行・金融機関・ATMなどしっかりした管理体制
- ドロボーや強盗など他国に比べれば少ない教育や倫理観や環境
これらの理由で日本では「お札や硬貨の現金」が信用されています。
以前の記事でも書いたとおり「現金に対する信用」は中国や韓国、東南アジア、アフリカ、ヨーロッパ一部においても、信用していないのです。
- 国が安定していない
- 政権がコロコロかわる
- 王様さえかわってしまう国では
- 政府が発行する紙切れなど信用されません
「金や宝石」であれば肌身はなさず持ち歩きができ、価値も現金より安定しているため現金は信用しません。
このように「日本の現金の価値」は希少です。
これだけの現金の価値や管理を安定させるために日本では、どれだけのコストをかけているでしょうか?
8兆円です。(みずほフィナンシャルグループ発表)
https://www.soumu.go.jp/main_content/000569101.pdf
1円玉の原価は年々、流通量が減っていますが現状で3円ほどかかっています。
このコストはアルミニウム原料や製造コストであって管理費などは入っていません。
次では国全体としてキャッシュレス化することによるメリットを知っておきましょう。
税金を支払いやすくすることで国民へのキャッシュレス化推進への理解を
深めようとしている思惑が理解できます。
国がキャッシュレスを進めるメリットは経費削減
1円の原価は「現金コスト」の一例ですが
このように現金を安心・安定させ流通させるためには原材料コスト以外にもコストがかかっています。
- 紙幣、貨幣の製造コスト(偽札、偽造貨幣の防止技術)
- 日本銀行ほかの銀行での現金を管理するコスト(不動産・人件費・システム費用他)
- ATMの設置や運用するコスト
- 現金の移動や管理するコスト
- 小売店や飲食店のレジシステム・運用コスト・人件費・入出金の手数料
これらの現金を安全安心に管理するためのコストが日本では8兆円かかっています。
この8兆円コストは国や銀行、企業の視点でとらえているコストです。
個人や中小企業など多くを占める人たちの「現金」を手持ちで運んだり銀行で出入金いる手続きなどのコストは入っていないため、もっとすごい数字になることは間違いありません。
国が推進する「キャッシュレス化」は外国人が使いやすいキャッシュレスで「お・も・て・な・し」をする以上に
このコスト削減を一気に進められる点にあります。
キャッシュレス化が進むことによって仕事が減る銀行ほか企業は出ますが
行員や社員の削減することで生き延びていくことができます。
このように国が進める「キャッシュレス化」=現金管理のコスト削減の流れによって
私たちの生活にはどんなお得、メリットがあるでしょうか。
ポイント還元できるわけ
「現金の扱いにかかるコストの削減」により金融機関や事業者は
その分を消費者である私たちに還元ができます。
「ポイント還元‼︎」ニンジンをぶらさげることができるわけです。
現金でまわっていたお金をデータ化することなので事業者は、消費者の好みや動向などがつかめるので将来に向けて推進に協力しないわけがありません。
決済代行をしながら消費者のビックデータを集められる
通信事業やIT事業、通販事業の企業グルーブはやめられませんよね。
業者視点はこれくらいにして・・・
今、キャッシュレス化・QRコード決済は公共料金や税金まで支払いができるように進められています。
現在は限られたペイ・アプリや受け入れている行政機関ですが、この流れは
日本国全体に行き届くことは間違いありません。
国としても都市部以外の
地方、田舎の市町村は「収入を増やす」ことはきびしく「支出を減らす」経費削減にはもってこいの策です。
「現金=税金を扱うコスト削減」はこれからも増えていく。
公共料金や税金などの支払いは現在もクレジットカード支払いで「キャッシュレス」にできますがペイアプリを使うQRコード決済と大きな違いがあります。
手数料があるか無いか?
クレジットカード決済はポイントはつきますが「手数料」を取られます。
現金で支払うよりポイントが貯まった方が良いですが「手数料」でいくらかかっているか?冷静に考えてください。
QRコード決済はこの記事の前半で長々😄と説明したように
「現金管理のコスト削減」なので消費者から「支払い手数料」をもらう必要がありません。
ここは、おさえておきましょう。
「キャッシュレス」は言葉としては同じでも
消費者にとって特になるか?ならないか? は同じではないです。
では公共料金、税金などQRコード決済ができるものは
どんなものがあるでしょうか?
その前に困った問題があります‼︎
「日本のキャッシュレス化」には仕事が減ることや合理化することで
困る人たち、企業がたくさんあります。
- 銀行系列、企業
- 金融、クレジット会社
- 代行手数料がもらえなくなる企業
- ペイアプリ導入のために代行手数料を支払う登録店
- Payアプリの主導権をとりたい企業
- 以上の企業から献金や支援を受けている政治家
など。
これらの既得権や利益を得ていた人や企業は、QRコード決済の流れに
なんとか絡んで継続的な利益やポジションをとりたいため主導権をにぎりたいので
統一化ができていません。
税金、公共料金など誰もが支払う、お金については
まだ決まっていないことが多いです。
ただし、このQRコード決済の流れが無くなることはありません。
対象が増えていくことには間違いはありません。
これから増える公共料金・税金のQRコード決済
さまざまな理由で「QRコード決済扱い温度差」があることに注意しておきましょう。
- 公共料金の扱いでも税金の種類や住んでいる地域により違いがある
- 業者の絡む「ふるさと納税」は対応が早い
- JRほか交通機関や電気ガス料金などインフラサービスとセットにして優位になる企業はサービスが早い
- コンビニ支払い「収納代行ができる?できない」
- コンビニの系列企業が「銀行系あるか?」
いずれにせよ、今ははっきりしないことが多くあなたや私の「メリット」を数値にすることができにくいです。
でもORコード決済を積極的に使わない手はありません。
ETC普及のときのように国が主導する背景がある仕組みは
早めにスタートすると、大きなゲイン・メリットがあります。
先にお金がかかることやリスクは全くありません。
「お得なスローライフ」には工夫すること・情報収拾や勉強は必要です。
以下は現在、公共料金や税金などQRコード決済が可能なものです。
日々かわっていく「キャッシュレスサービス」の参考にしてもらえれば
ありがたいです。
◾️ Yahoo!公金支払い
◾️LINEペイ
◾️PayPayの残高で公共料金お支払い可能
◾️dカード・公共料金のお支払いでためる(クレジットカード連携ですが手数料がかからない方法あり)
「薬代」をQRコード決済にするとお得
公共料金や税金ではありませんが薬代、医療費など個人や家族でかかる年間のコストはバカになりません。
医者に処方される薬代金をQRコード決済にすると大きなポイントが貯まる。
医療費はまだまだ先になる
病院の医療費は、まだハードルが高くてQRコード決済は進みません。
患者さんの支払いに対してクレジットカード支払いは進んでいますが
これは高額の支払いや未収をふせぐためやむなくカード支払いも併用しています。
多くの経営が苦しい病院はQRコード代行手数料がとられると利益が減るため現状ではキャッシュレスは進んでいません。
処方された薬代金をペイアプリで‼︎
しかし病院に支払う医療費と別に薬代は薬局に支払います。
薬局は病院ちかくが便利ですが
すこし足をのばすだけでメリットが大きい。
大手ドラッグストアが店舗で調剤薬局を併設しているケースが増えています。
ドラッグストアの支払いで「還元・ポイント貯める」ことで大きなメリットが得られます。
支払うことが決まっている「公共料金」「薬代」など個人や家族で支払う総額をポイント還元できることは大きなメリット、節約につながります。
今回は概略の情報となってしまいましたが
地域やあなたの生活スタイルにあったQRコード決済・ペイアプリを調べて、賢いお金の使い方を工夫をしてみませんか。