長年のデブをこじらせた結果、高血圧症・2型糖尿病(境界型)・胸部の大動脈瘤・自律神経失調症と成人病オンパレードのスーパーサイヤじいですが
昨年12月に一念発起糖質制限ダイエットを始めました。
自ら「健康ダイエット」を実践しながら有益情報を発信するため中間報告します。
昨日、定期的な検査があり糖質制限ダイエットの良い結果がすぐに現れました。
糖尿病の進行段階を判断するHba1c数値が大幅に改善されました。
《目次》
Hba1cって何?
糖尿病の検査の種類として「ヘモグロビン・エー・ワン・シー(以下Hba1c)」というものがあります。
血液中のヘモグロビンと糖がどのくらい結びついているのかあらわす指標です。
ヘモグロビンはおよそ120日間の赤血球寿命が尽きるまでもとにもどりません。
採血した時点から、さがのぼって2ヶ月程度の血糖値の変動の平均値をあらわします。
次のような基準で数値を判断します。
専門医によると数値が「良」であっても5.9以上であれば将来的に糖尿病に進行する率は高く、今までと同じような生活を続けていれば良くなることはないということです。
5.9という数値が分かれ目になるそうです。
- 優 5.8未満
- 良 5.8 〜6.5未満
- 不十分 6.5〜7.0未満
- 不良 7.0〜8.0未満
- 不可 8.0以上
私の場合は
糖質制限を開始して3ヶ月ですがHba1cが6.7から6.0まで改善されました。
(写真の青でかこった部分、血糖値も下がっていますが直前の食事や運動量などでかわるためあまり参考にならないようです)
以前は7.1までありましたので3ヶ月間の糖質カットによる大きな改善といえます。
6.0の数値ではまだ自慢できるものではありませんが
この数字の違いは糖尿病の予備軍と正規軍の違いなので大きいです。
しかも、3ヶ月程度 食べ物をかえただけで良い結果が得られたので単純にうれしくありがたい気持ちです。
7キログラムの減量に成功していますが、それ以上に健康の効果が得られたことは
やってよかったと実感しています。
糖尿病は、ステレス戦闘機に詐欺師が乗って操縦しているようなもので
症状や痛みなど伴わないため進行具合がわかりません。
私も数年前から、糖尿病と判断される数値をギリギリのところで続けていたので
食生活の見直しや運動不足など指摘されても、どこ吹く風と
なめてかかっていました。
ところが、いよいよ糖尿病の治療が進み他の病気との関連性がでてくる症状があり
担当医から説明を受けると愕然としました。
糖尿病の進行が進むにつれてインスリンの働きが悪くなります。
インスリンの働き
インスリンの働きが悪くなると血糖値が高い状態が続きます。
血糖値が高い状態が続くと全身の血管にダメージを与え続けます。
そして血管の老化やダメージは心臓や脳の血管の病気につながることになります。
成人病はそれぞれ関連するなどと頭では理解していました。
また人ごとのように考えていましたが自分の大動脈瘤の発見や自律神経の乱れ、脳梗塞との深いつながりなど生死に関わるリスクが高まっていることを理解しました。
震えるくらい怖い思いをしました。
糖尿病そのものも怖い病気ですが、糖尿病の人が心臓や脳の病気になる発症率は
糖尿病がない人に比べて
予備軍の人で2倍以上、糖尿病にかかっている人は3.5倍以上になります。
加えて高血圧症となればさらに血管を痛め続けることになるのでリスクはさらに高まります。
今回は糖尿病の進行を食い止めてギリギリの限界値にもどってきたレベルなので
さらに糖質制限をつづけて健康体を目指します。
少し前までは
ダイエットも「かっこよく見られたい」「銀座のおねーさんにモテたい」
などモチベーションが少しクロかったのですが
歳も重ねていくと「健康」を先に考えるようになります。
糖尿病の恐ろしさは
見た目が痩せいてる人であれ、中肉中背の人でも糖質の摂り好きを続けていると「血管を痛め続ける」先にある暗黒なのです。
今は遺伝により子供の時から糖尿病予備軍であるケースが増えています。
子供達は食べるもの(食材)を選べる自由がないのです。
血糖値が上がりっ放しの体であれば確実に血管を痛め続けることになります。
数値によって気づいてからでは遅いのです。
私は10年近く、この状態を続けてきましたが、今回のダイエットや検査で
何でもおそいことはないと確信できました。
食べるものに気をつけて、食材を選べるものは選んで体に良いものを口にしようと思います。
そして子供や孫たちにも教えていきます。
ひきつづき「食事を楽しみながら楽に作れる糖質制限メニュー」や「楽して痩せるマル秘エクササイズ」を公開して行きますので楽しみにしていてください。
効果・エビデンス(証拠)を示しながら公開しますので少し時間をくださいね。
「健康ダイエット」継続のために役立つ情報2つです
1つ目「糖質制限ダイエット」中に小腹が空いた時のオススメおやつ&一品を紹介します
3ヶ月間の糖質制限ダイエットで感じたことですが、肉や魚は糖質もすくなく食べているのですがご飯や麺類をぬくため、腹持ちが悪かったり、空腹感がどことなくあることが続きます。
そんなとき糖質が少なく、逆に栄養素となるおやつや一品料理をちょい足しすると良いです。
私が空腹感などを乗り切ったメニューです。
皆さんそれぞれの好みがあると思いますが、お酒のおつまみやおやつに使えるものがコンビニやスーパーに売っているので便利です。
( )内は糖質量
- レンチンだけでできるツナもやしの胡麻和え(2.4グラム)
【糖質制限レシピ】レンジで3分半!「ツナ缶ともやしの胡麻マヨ和え」【低糖質】Low Carb Tuna Bean-Sprout Recipe
- 青魚、きのこ類のアヒージョ(1人前 2.1グラム)
2つ目「糖質制限ダイエットのチェックにはケトティックス」
糖質ダイエットは、食事に気をつけて意識して「糖質」を抜きますが飲み物や外食、飲み会などで知らず知らずに糖質を摂ることがあります。
厳密な糖質制限でないにしても、糖質制限をする場合にはいったん体をケトン体質にする必要があります。
糖質を減らす食事を続けると体が脂肪を分解してケトン体を作り糖質のかわりにエネルギー源として使ってくれ、やせるわけです。
ケトン体、ケトン体質については別な記事でくわしく情報共有したいと思います。
このケトン体質になっているか簡単に検査できるものがあります。
尿に試験紙を浸せば色調で、自分のケトン体質レベルがわかるものです。
通販や薬局で手に入れることができます。
いったんケトン体質になると体に蓄積された脂肪を燃やし始めます。
今まで炭水化物・糖質をエネルギー源にしていたのが脂肪をガソリンがわりにするので
「燃焼モード」になります。
するするっと体重が落ちるケースが多いです。
ただし、糖質抜きをサボるとすぐに「糖質」をあてにしたモードにかわってしまうので油断はできません。
1日あたり20g〜30gの糖質制限をすると10日くらいで効果があらわれます。
二、三日程度の糖質制限では試験紙は反応しませんよ。
このケトン体質の状態を監視するのには「試験キット」を使うのは有効的です。