QRコード決済サービスの拡大が進んでいます。
多くの人に利用されているのがPayPay・LINE Pay・楽天ペイ・d払いです。
各サービスにはどのような違いやメリットがあるのでしょうか?
われわれ消費者や、お店側にとってどんなメリットがあるか比較してみました。
《目次》
どのスマホ決済サービスが利用されている?
まだまだ低い普及率ですが「スマホQRコード決済サービス」が普及していくことは間違いありません。
政府は「ものづくり日本」では世界に通用しなくなっているため「おもてなし・観光立国」を目指しています。
そのためにはスマホ決済の普及率をあげて外国のお客様にサービスの提供・商品を買ってもらうことが急務となっています。
国内に目を向けると、決済サービスを専業としていない企業が存在感を示しています。
通信事業大手のドコモ・ソフトバンク・IT企業のLINE・楽天などです。
いま私たちが利用するスマホ決済の上位4社です。
Pay PayとLINE Payが今年10月に経営統合する発表がされているので、この2社統合でだいぶシェアが増えます。
- Pay Pay
- LINE Pay
- 楽天Pay
- d払い
この他にもQRスマホ決済サービス(会社)はたくさんありますが、普及せずに使える店が少なければ意味がないので
今のところ、この4社で比較してみます。
特長やサービス内容と
今後の流れや提供されるサービスを予想するために各社、運営元のバックボーンを知っておきましょう。
スマホ決済のサービス内容の比較とメリット
◾️PayPay
ソフトバンクとヤフーの共同出資によりスタートしています。ソフトバンク、ヤフーの顧客が利用することで多くのお客様が得られることになります。
PayPay が一躍有名になったのはPay Pay決済で支払いをした場合に、「決済額の20%還元、抽選によっては全額還元 100億円キャンペーン」でした。
予想以上の利用客が増え、キャンペーンは10日あまりで終わりました。
その売上効果におどろいた小売店の導入やPay Payユーザーが一気に増えたことは言うまでもありません。
またPayPayは2021年9月までに導入すると、お店が通常支払う「決済の手数料が無料」そして他社のサービスに比べると入金サイクルが早いので人気です。翌日か翌々営業日までに入金されます。
これは会社や商売に携わっている人なら理解できると思いますが、クレジットカードや掛売り(日にちを決めて後で支払う)と違って、お金がまわるので商売にとってはありがたいのです。
商店や零細中小企業では資金繰りに頭を悩ませているところは多いので、現金商売と同様にお金がまわるスマホ決済は、お店にとってありがたい仕組みです。
PayPayの人気が高い理由は、キャンペーンのインパクト大きさや多彩さ、そして同時にスマホ決済を導入する、お店や会社の取り込みを増やし続けているところにありそうです。ソフトバンク、ヤフーのシェア拡大を牽引してきた孫さんイズムが見えます。
🔶利用者メリット
- 使える加盟店が多い(大手コンビニ、大手スーパー、ドラッグストア、飲食FC店な、家電ストア、メガネ、美容、ホテル・旅行、交通。タクシー等0
- PayPay残高にクレジットカードを登録する場合Yahoo❕JAPANカード(クレジットカード)を登録しておくと最大10%の還元。ほかクレジットカードは0%。
- オンライン決済ができる(Yahooショッピング、ヤフオク)
- 個人送金ができる(銀行手数料がいらない)
- チケット購入ができる
◯若い人・学生・主婦・サラリーマン・シニア世代など送金の手軽さコスト不要、日常の買い物に便利とおトク
◾️LINE Pay
「LINE」のQRコード決済サービス。
LINEのひとつの機能なので専用アプリなどいりません。チャージは銀行口座やコンビニから入金可能ですが、クレジットカードからのチャージはできない。
🔶利用者メリット
- 「送金」「支払い依頼・割り勘」「出金」「請求書支払い」親子間、友人間などLINEユーザー、アカウント間で自由に送金が行えます。振込手数料が必要ありません
- LINEの各サービスの利用で貯められる「LINEポイント」の決済も可能
- 頻繁にキャンペーンがある。還元率20%などおトク
- マイカラー制度という利用した金額によりポイント還元率が違う。使用するだけポイントが貯まり、さまざまなサービスに利用することができる
- クレジットカードからのチャージに対応しないのでクレジットカード支払いを多用する人には不便。カード連携の特典もありません。
※PayPayとLINEPayの合併が発表されておりスマホ決済サービスの中で大きなシェア、最大手となります。それぞれのサービス内容がどのようになっていくか?これからの動向を注目しましょう。
◯若い人・学生・主婦・サラリーマン・シニア世代など送金の手軽さコスト不要、日常の買い物に便利とおトク
◾️楽天Pay
EC最大手の楽天が「楽天ペイ」サービスを提供。楽天ペイは、楽天アカウント取得と同時にクレジットカード登録が必要になります。
加盟店となるには無料ですが、お店は決済手数料として3.24%が必要です。楽天銀行を使う場合、お客様の売上は翌日、入金されます。
🔶利用者メリット
- 登録するクレジットカードを楽天カードとすると「楽天スーパーポイント」が獲得できる。楽天カードのポイント還元と楽天ペイのポイント還元のダブル取りができます。ポイントを貯めやすい。
- 楽天ペイは複数のクレジットカードが登録できるので、財布に何枚ものカードを入れておく必要がありません。クレジットカードを楽天カード、一枚にまとめられるメリットがあります。
◯楽天ユーザー・クレジットカードを多用する人おトク
◾️d払い
ドコモが始めた「d払い」です。どのキャリア(携帯電話会社)でも簡単にdアカウントが取得でき、スマホにアプリをインストールするだけでしょうできる。
お店の決済手数料は、お店の信用や売り上げなどでドコモが判断して決済手数料を決めます。大手企業系は加盟していますが、商店・中小企業などでは加盟しにくいと思います。
🔶利用者メリット
・ドコモユーザーだと携帯電話料金との合算請求ができる
・VISAやMasterCardまクレジット登録も可能です。
・ドコモサービスの利用で貯めたdポイントが使えます。
・d払いでは未成年の場合、1回の決済が1万円までに決められているため、子供が安心して使える機能です。
◯ドコモユーザー・家庭で利用する場合、使い方でメリット感じる
当面のスマホ決済流れ
こうやってみるとPayPayとLINE Pay連合軍が、加盟している業界やお店も多く使い勝手が良さそうです。また日常の買い物や食事をコスパよく楽しむのにも良さそうです。
楽天ペイやd払いも、使っている携帯会社、物流などで生活スタイルにあったものを併用していくのも良いです。
それぞれ新しく始まったばかりのスマホQR決済なので、次々と新たなサービスや特典が出てくると思います。
ポイントを集めるために、ムダな買い物をしていたら意味はないですが「どうせ使うお金なら安くて簡単な方法/スマホQRコード決済」を賢く使い倒しましょう。
スマホ決済・お財布ケイタイはお金=データなので安全管理の問題などまだ残されています。
「スマホの充電きれたらどうするの?」
「運営会社、支払い代行の会社のシステムはだいじょうぶ?」
「スマホ取られたら、どうしたらよい?」
アナログなスーパーサイヤじいとしては心配はつきませんが、さらに深掘りして調査を続けますね。
世の中の流れに乗りながらスローライフ楽しみたいものです。
ORコード決済・おまけ(意見、感想はひかえておきます)
近い将来には
- 手をかざせばバソコンがバスワードを入れずに立ち上がる
- 手をかざせば家や車のドアが解錠する
- 手をかざせば買い物やレストランで代金が支払われる
こんなことがすぐそこに‼︎
鍵も財布もいらない、バスワードも暗証番号も覚えておく必要ない
「体内チップ」
生体認証、個人情報の究極な形もすでに実用化されているようです。