スローライフを楽しむためには「健康」と「お金の上手な使い方」は大事なことです。
「キャッシュレス」がこれから10年先までにどう変わるのか?
いま色々な企業系列などでサービスが提供されていますキャッシュレスだと何が良いのか?どこがメリットでデメリットなのか?
仮想通貨・電子マネー・デビッドカード・◯◯ペイ
何が何やらサッパリわかりません。
「腑に落ちないことには動けない」困った性分なので「QRコード決済のキャッシュレス」調べて見ました。
《目次》
「キャッシュレス」が日本で根づかないわけ
日本の「キャッシュレス」の流れを調べたところ、政府はこのような方針を示しています。
経済産業省の資料は難しいので日本経済新聞の記事を参照にします。
日本の「キャッシュレス普及率」先進国の中でも中国や韓国に比べても圧倒的に低いです。
そして政府は現在20%程度を2025年目標で倍の40%にしようと企業や国民を牽引しています。
まず腑に落ちない点ですが「なぜ経済先進国である日本のキャッシュレスが進まないのか?」
結論は
日本は「お金」に関してたいへん幸せな環境で経済活動をしていられるからです。
日本人なら当たり前に思うことかもしれませんが、近くの国を例にとっても「お金を信用できる」国として
日本ほど安心な国はありません。
韓国や香港、上海で長く仕事をする機会がありましたが
街中で両替やおつりをもらえば偽札がまじる可能性は多くあります。
しかも、お札やら小銭やらたくさん必要です、日本の何倍ものお札を持っていなければ
安心していられません。
そして、街にはドロボーや悪い人たちが現金を狙って目をひからせています。
これは10年くらい前の話です。
今、上海で暮らすのに現金が必要な場所や場面はほとんどありません。
以下は実際に中国都市部でORコード決済で済ませるものばかりです。
本当にキャッシュレスです。
- 証明写真
- 子供のガチャポン
- 外食チェーンや一般の飲食店支払い
- レンタル自転車
- コンビニ買い物
- スーパー買い物
- 個人間の送金
- 税金の支払い
- 病院の支払い
- 旅行代金
- 高級車の買い物
- 投資などのやりとり
一部の人が利用しているわけではありません。
ほとんどがキャッシュレスです。クレジットカードのようなキャッシュレスではなく
お店はレジとかポスシステムのようなものが不要なので、小さい店ほどOR決済なのです。
これからの日本 キャッシュレス化で起きること
中国全体でQRコード決済の率は60%と言われていますが都市部では90%近いようです。
現金を使うのは、一部の高齢者や外国の出張者、滞在している人です。
お店で現金を使う日本人は、本当はいやがられているそうですよ。
現金の場合は、ORコードでは必要としない現金レジのようなもので別な処理をします。
またそのために対応する人が必要なので、お店では歓迎はされていません。
屋台だってORコード決済ですよ。
世界のキャッシュ率比率(電子マネーをのぞいています)と()内は普及の伸び率
2016年調べ
- 韓国 96.4% (+34.6%)
- イギリス 68.7% (+30.8%)
- シンガポール 58.8% (+15.3%)
- アメリカ 46.0% (+12.3%)
- フランス 40.0% (+10.9%)
- インド 35.1% (+16.8%)
- 日本 19.8% (+6.2%)
(中国は2015年の調べて60%ですが現状の実態は、さらに上がっているようです)
日本は普及率も悪ければ伸び率も悪く、キャッシュレス後進国と言えます。
これではインバウンド推進の弊害になることは間違いありません。
日本の政府は、上海のキャッシュレス化をモデルケースとして目標にしています。
「キャッシュレス」は銀行系クレジットカードや電子マネー(ワオン、ナナコ)、Suicaのようなもの全体を指しますが、スマートフォンでQRコードを読み取って支払いを行う「QRコード決済」のキャッシュレス化についてまとめているので混同しないようにしてください。
日本だと以下のサービスが有名ですね。
- LINEペイ
- 楽天ペイ
- PayPay
- メルペイ
- d払い
キャッシュレス化・メリットとデメリット
私たち消費者としては「ポイントの還元で買い物が安く買える、決済方法が楽になるのならイイね」 と思うのですが
この「キャッシュレス化」は、実際は次のような世の中の変化を起こす序章となります。
これらは単なる消費者の視点だけで考えるのではなく働く側や企業、社会までかえていく流れとなりそうです。
消費者にとってのメリットとデメリット
《🔵メリット》
- レジ待ちの混雑などが無くなる、減る
- アプリなどで家計簿が簡単になる。小さな会社であれば経理仕事が軽減する
- キャッシュレス・促進化のためのポイント還元や付与サービス
《❌デメリット》
- デメリットとまで言えないが、消費者の動向や嗜好趣味や、お金の使い方などある程度のデータが収集される
お店や会社にとってのメリットとデメリット
《🔵メリット》
- レジ打ち、レジ係が不要となるため人件費の削減やほかの仕事やサービスにチカラをいれることができる
- レジやポス(集計)システムなど初期投資のかからない商売ができる
- クレジットカード決済と違うキャッシュレス化(ORコード)では、売上がすぐに入金されるので月単位の仕入れや支払いをする必要がないため、お金がまわしやすい。資金繰りが楽になる。
《❌デメリット》
- 加盟店に3〜5%(日本相場)の手数料がかかる
- ORコード決済は、お金の流れをデータ化するということなので「いつもニコニコ現金」で商売をしてきた人たちにはギャップがあります。特に商店規模や中小企業の経営者
メリットであり、立場がかわるとデメリットなのは
QRコードのキャッシュレス化により会社やお店として経営の合理化しますが
一方では社員や取引先関連は無くなる仕事、減る仕事が増えていきます。
(コンビニやスーパーのレジ打ち、飲食店のレジ仕事、銀行員、会計事務所、証券会社)
これは消費者であって働く立場でもある人たちにとっては、大きな心配のタネとなります。
観光大国をめざす日本・インバウンド政策では外せないキャッシュレス化
日本政府が、やっきになって「キャッシュレス化」を推進したい大きな理由としてはオリンピックやそれ以降も海外のお客様を日本に呼び込みたい。
来日した外国人、特に中国や韓国では現金を持ち歩かない文化が根づき始めています。
クレジットカードではなくORコード決済ができるお金の使い方を求めています。
政府主導によりインバウンドで収益を伸ばしたい民間企業は「キャッシュレス化」で外国客のストレスを減らして買い物や旅を楽しんでほしいわけです。
日本で急激に伸びて行くQRコード決済
個人や商店、中小企業にとっても日本がこれから進めている QRコード決済、サービスには、さらにメリットがあります。
個人間でお金のやり取りを行うアプリが始まっています。日本でもすでに数社リリースされていいます。facebookではMessengerを使ったPayPay経由で個人送金が可能となっています。
世界規模で個人間送金が普及していくと予想されています。
これけっこう、すごいことです
以下がQRコード決済でかわることになります。
- 相手に口座を知らせる必要がない
- 銀行やATMに行く必要がない
- 手数料はいらない
- 着金確認などリアルタイムでわかる
- 手渡しする現金用意がいらない(割り勘、会費集め、子供のおこずかいなど)
私たちの生活、暮らしにもかかわってくるキャッシュレスの波については
現金第一主義であったりクレジットカードと区別もつかない人も多く
「ORコード決済=キャッシュレス」はまだまだギャッブがあるかもしれません。
しかしすでに公共料金の支払いもQRコード支払いは進んでいます。投資信託だってできてしまいます。
間違いなく「お金の革命」の波はきています。
今回記事では「キャッシュレス化の流れ」だけになってしまいましたが
今後
スローライフにあった「ORコード決済の上手な活用・実践編」について情報共有できればと思います。