音楽・映画配信など昔からあるサブスクリブションサービスですが最近は「使い放題・食べ放題」の要素も加わり人気です。
あらゆるジャンルで増えています。利用する側にとって何が、お得で どこに注意すれば良いか?
利用する側の注意点をまとめてみました。
《目次》
サブスク利用の目的は決めるべし
サブスクは定額利用が前提となりますが、利用する目的をはっきりさせた方が良いです
次のような目的で分けてみてはどうでしょうか。
1)お金の節約が目的
「自分の趣味(音楽、映画)など定額会員になることで、ムダな出費が抑えられ「買う」以上に趣味や趣向の満足度が上げられそうだ。」
「毎月、決まった出費がある消耗品や支払うものがある場合、利用頻度を考えて、節約ができるかもしれない。」
2)いずれ買うかもしれないので試してみたい
「高価なバッグ、衣服、靴など購入しなくてもサブスクで利用できる。
気に入ったら購入することもできるので長期の試着・使用で購入に切り替えるかも。」
「買うまでもなければ使いたい間、使いたいだけ利用しよう」
3)普段、気がまわらない部分のサービスを受けて生活満足度を上げたい
「お花や、高級ワイン、こだわりの食材など生活にメリハリをつけるため、サブスク定額サービスを受けてみよう」
このように節約なのか、生活に満足度を上げたいのか、購入前の試し使いなのか?
目的を明確にしないと得られるメリットが何なのか不明瞭となります。
「衣・食・住」サブスクをお客様と店側の両方の視点で「メリット」を考えてみます。
「食」サブスクは本当にお得か?
例えばサラリーマン、仲間同士でお得になりそうな飲み代‼︎
「居酒屋、月額4000円で飲み放題」検証してみましよう。
1回あたりに使う飲み物代が、生ビール500円その他色々としても4〜5杯飲めば
2,000円、3回以上行くと「もとが取れる」と思うじゃない。
いつもなら、そう飲まないのに多くの人が持つ「意地汚さ」で定額となれば元を取ろうと お酒が進んでしまいます。
そうなると、つまみだって欲しくなります。
飲むにつれて、つまみは追加されます。
定額サービスに含まれない“上等なお酒”だって追加してしまいます。しかも別料金で。
「あれ???定額4000円で飲み放題のお店、今月3回行ったけど定額料金と別に合計8000円支払っている、本当に得しているのかな・・・」
1万2千円➗3回来店=4000円(1回あたりの単価)
多分ですが定額飲み放題でなければ、そんなに使わないか、せいぜい同じくらいの料金でしょう。
お金の節約にはなりそうもないです。
ただしお客様側としては「ケチケチ飲まない」「飲み放題ということで気がゆるむ」という気持ちの高揚(メリット?)はあります。
これは同時に、お財布がゆるむことで店側にもメリットですが・・・・。
飲み食い系のサブスク利用では下記の条件を満たしていることがオススメです。
- 「店の造りや雰囲気が自分好みの店」
- 「好みの食べ物や飲み物がある」
- 「好みの店員さん(誤解ないように、サービスや気持ちよさのことです)」
私は若い頃 複数の飲食店を経営しましたが「過度な常連化」「食べ放題、飲み放題」は、お客様にあきられてしまうことで客離れするデメリットを知っています。
「もう少し食べたかった」「また来てみたい」というお客様が長く、おつきあいをしてくれました。
また、もう1つ、お店側が気をつけなければならないこと・・・
サブスク定額を受けている、お客様の近くで飲んだり食べている人は「損をしている気分」になります。
こんな会話も聞こえて来ますからね。
「ガンガンいけよ、飲み放題だから」
「次は何飲む」
「何回来ても4,000円は安いよな」
楽しく飲みたいのに、近くの席で安いと言って大騒ぎして盛り上がっていては、隣としてはひっかかりができてしまいます。
なにか損をしている気分になります。
また店側も過度に常連さん対応していると、常連さん以外のお客は「阻害されている気分」になります。
これらのお客様は、単価も高く飲み方もキレイだったりしますが
重要顧客を手放すことにもなりかねません。
何十年もスナックを繁盛させているママより、大企業やチェーン店では、こようなお客様心理を知らないのだろうか?と思うことがあります。
自分にあてはめて考えてはいけませんが
食べ物については「人はひがみっぽく・意地汚いのです」
飲食店サブスクは、FC系列や個人店など様々はじまっているので
1ヶ月単位のお試しを使ってみて
お金や気分のメリットのバランスがとれているようでしたら続けてみてはどうでしょうか。
「衣」と「住」のサブスク」
「衣服、車、家具などのサブスク」ですが
所有するよりも「使用」するほうが、お金的にも気持ち的にも満足度が上がるサービスが増えています。
これらのサービス利用は「生活に余裕がある前提」です。
生活とは、お金ではなく【生活スタイル】です。
これらのユーザー心理はこのような場合じゃないでしょうか?
- 「買えないことはないけれど、かざっておくより使うことのほうが大事だからサブスク」
- 「買っても2年後にはどうかな? その時の状況わからないのならサブスクで活用しよう」
- 「サブスクである期間、使ってみて良かったら買おうかな」
- 「使いたい時が限られているから、買わずに合理的に使おう」
これについても店側、業者側の立場で考えてみると
高級ブランド品、車、家具などは使用から所有にかわるケースも多い。
サブスクではこれらの「太い客のデータ」が取れます。
年齢、性別、職業、好み、生活様式など
サブスクでは期間の長いサービスなのでその間に、太客のデータを集めることができるため。
お客様は何が欲しいのか?サブスクをきっかけとしたマーケティング「顧客データリスト」ができあがるのです。
お客様の囲い込みが目的です。
飲食系サブスクと違って「原価償却」「節税」などの会計処理のメリットもあります。
これらのサービスは会計的には飲食サブスクと一線がひかれます。
お客側としては
遠慮なく お試しを繰り返し活用、ルールにそって「使い倒す」が良いと思います。
「衣食住」のサブスク事例
◾️Amazonプライム・ビデオ
動画配信サービスでよく知られていますが、お急ぎ便の無料サービスや音楽配信サービスなどもあり、映画以外の利用方法あり。
◾️ANAシェア
良質で差別化した民泊や個性的な宿、体験などを提供します。
◾️ブルームボックス
美容の悩みを解決するサブスクサービス、アドバイザーがお客様にあったブランド化粧品、コスメを選んで、サンプルを使うことができます。新作や季節に合わせた、おしゃれなど買わずに「使用」できます。
https://www.cosme.net/bloombox/m/
https://cosmebox-labo.com/bloombox-about/
◾️アドレス
日本各地で定額、住み放題の話題のサービス。フリーランスや転勤族などにも受け入れられ好きな時に好きな場所で暮らす。月額4万円で古民家や海の前、山村など魅力的な家がそろっています。
こんなのあったらいいなサブスク‼︎
こんなサブスクがあったら良いと思いませんか?
この小さいビジネスでは下記のメリットがあります。
- 投資リスクが少ない
- 大手が手を出しにくい、競争が少なくオンリーワンが狙える
- すでにある施設や商売をベースにできる
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