スーパーサイヤじいです。以前の記事を書き直してみました。
テクノロジーの急速な発達によりコミュニケーションの方法が変化しています。
5GやVRビジネス・IoT環境では動画がさらに重要になりそうです。
様々なSNSでも一瞬で理解させるコンテンツが求められます。
映画で例えるなら「脚本力」のスキルあるものが生き残れる。自分の価値を上げる話し。
映画やテレビの脚本
「脚本」シナリオですが脚本家、シナリオライターは原作はあっても、世界観やビジュアルにしていくにはゼロから物語を創り出すことになります。
創作ですから手本もなくコピーしてもオリジナルなものにはなりません。
請け負った仕事の映画やテレビドラマを どのような仕上がりにするのか?
照明効果や衣装など どのようにするのか?・・・
音楽は何を使うのか?・・
どんなセリフにするのか
このシーンでは、どれくらいの時間をとるのか
脚本家はプロデュース力に加えて、全体の仕上がり、完成形をイメージしながら仕事を進めていく芸術家的なセンスや能力が必要となります。
しかも多くのスタッフやパートナーたちと創出する作品について、同じ方向を見せる脚本を用意しないとなりません。
映画やドラマなどで映像にする場合にはスポンサーや監督だけでは、予算や全体の指揮だけとなりディテールはお粗末なものになりかねません。
優秀な脚本家がいないと作品がボケてしまいます。
過去よりヒットした映画やドラマなどは監督や主演の俳優などが注目されますが、実際には脚本がしっかりしたものや脚本家の力が大きいことは間違いありません。
最近の映画やテレビドラマがつまらくなったのは脚本力がないことはあきらかです。
話題性、監督や主演俳優の有名度、ショッキング映像ばかりに頼るため、つまらない、途中であきてしまうものが多い。
今回記事では芸能評論をしたいわけではありません。
私はWebビジネスやSNSでは、難民にちかい初心者ですが「脚本・シナリオ」はすべてのビジネスに通じる重要な仕事であることを知っています。
これから大手企業や大きな会社は、じゅんたくな資金力でYouTubeやSNSなどのネットワークをテレビ以上に大事にするでしょう。
広告手段とはテレビからSNSにかわっていくことは明白です。
コンテンツに求められることも、キッズ相手や若い人で時間をもてあましている人用のものからビジネス・コンテンツにかわっていくことは明白です。
中小企業などは資金力や時間がないため、有能なWebライターを外注化したい‼︎
自分たちが競争する相手より「動画」や「SNSコンテンツ」を制すれば
自分たちのフィールドで早くシェアがとれます。サービスを浸透することができます。
でも
中小企業の働き盛り(40歳代から60歳代)の社長たちは頭で理解してもWebライターをパートナーにできない理由があります。
- 根本的にWebで集客すること自体を社長や幹部が理解できていない。自分の成功体験から離れられない(武勇伝、ブユーデン)
- 自分のWebスキルがないため社員にも指導やアドバイスもできない
- 社内の社員も昔からの営業や総務、事務方の仕事スタイル以外は受け付けない
- Webライターの仕事を請け負う会社やフリーランズが見つかっても、自分の会社の業界や自社商品、サービスのことを理解していない人には仕事を頼めない
以上は私が3年ほど前に省エネ事業でメーカー・販売会社の社長をしていたときに直面したことです。
結果としては、大手企業でWebビジネスに関わっていた方が主婦となり派遣会社に所属していたので、そこで出会うことができスタッフとして働いてもらいました。
省エネ業界や商品のことなど覚えてもらうには1年ほどかかりました。
「脚本力」のある人だったので、動画や会社ブログなど出来の良いコンテンツを量産することができました。
では「小さな会社」が大企業に勝てる作戦とは・・
脚本(シナリオ)の良いビジネスコンテンツを作れ‼︎
仕事のプレゼンテーションや長期プロジェクトなどは
予算と担当する人が決まれば、できあがると言うものではありません。
ブランド力のない小さな会社で重要なことは「新規開拓・集客」
ですが、やみくもに営業活動の回数や量を増やしたからといって成功するものではありません。
社長や幹部が考えるビジネス・アイデア(原作)に基づいて作品(商品やサービス)をWebを通して結果に表わせれば大成功です。
Webライターに求めるのは
社内と「お客様」に対してうまくハマる脚本(シナリオ)
会社の場合、監督やプロデューサーの役割は社長になります。
お金を用意してスケジュールを決めて成果の着地点を示す役割りです。
では「脚本家」は誰かというと、うやむやなのが大方の会社です。
うまくいかない事業や会社は大概この脚本家がいません‼︎
今、士業と呼ばれる弁護士、会計士や個人事業者(ネイリスト、ヒーリング、鍼灸院、コンサルタント)はWebライティングの重要性を早くから知ってホームページやランディングページで「集客」を行なっています。
ところが多くの中小企業では、そこが抜け落ちています。
文章力やSEO対策の知識も大事ですがブロガーやWebライターも戦国時代となっています。
Webライターとして価値や単価の上げるには「脚本力」‼︎
大企業も中小企業でも組織では「脚本家」は育ちにくい環境です。
脚本家ではなく「調整役」になってしまいます。
たとえ脚本家のスキルがあったとしても出世しなければ、その能力は発揮できません。
能力ある人は出世を待たず独立や自分の能力が評価される会社に転職してしまいます。
脚本力を仕事に活かす
ビジネス・シナリオ(脚本)があるとなぜ良いのか?
脚本(シナリオ)を作るのはQ &Aやセリフのようなトークスクリプトを用意することではありません。
ビジネスに関係する人、みんなが同じビジョンや結果が具体的にイメージできる脚本を用意することが大事になります。
そして脚本の手直しも必要になることが多くあります。
こんな脚本(シナリオ)があるとうまくいきます。
🔶「結」ケツを見せる
- 「新規開拓・集客」は商売やビジネスにとって最重要です。自分たちが成りたい結果や成果が見える脚本を作る。
- 商談、交渉の成功は数打てば当たるは間違い、結果を良くするためには「どんな話をすれば良いか」「どんな進め方」が結果をだせるか脚本を書く。
- 営業力(集客力)を上げるための方法を段階的に描く脚本を書く。
- プレゼンの結果どうなれば良いか?お客様にどう動いてもらいたいのか?結果を出すプレゼンの脚本を書く。
🔶筋書き通りいかない、イレギュラーに対応する脚本をいくつか用意する
- 全てが上手くゆく企画や仕事はない、うまくいかなかった時、どのようにすると被害や損害が少なくなるのか、次に繋がる脚本にする。
- 起きるかわからないクレーム、トラブルでもいざ起きた場合の解決能力を上げる脚本を用意する。
- お客様は様々なので、脚本はいくつも用意しておく。
🔶関係者のコミュニケーションがとりやすい脚本にする
- 社内(身内)や仕事の対象先、関係者のベネフィット(恩恵)をイメージした脚本を考える。
- 誰もが自分のメリットを考える。だから仕事が成功したときのベネフィット(恩恵)が明確にイメージできる脚本を書く。
- ビジョンやミッションは大事ですが、人それぞれの捉え方で自分の都合で考えてしまう。時間をかけて共有する脚本を用意する。
これから求められるWebライターとは?
「脚本力」をみがいたWebライターは今後ますます求められます。
中小企業や小さな会社は、社内に「脚本家をかねたWebライター」を置く余裕がないので外注Webライターはますます人気がでます。
文章力がうまい・SEO対策の知識があることは必要ですが、それ以上にクライアントが欲しいスキルは「脚本力」です。
それもお客様(観客)を第一に考えたもの。
クライアントである社長は、自分の成功体験でしか思考が進みません。
Webライターを兼ねた脚本家は「クライアントの業界や競争を理解」して良い脚本を用意すれば、良いパートナーとなれます。
自分を高く買ってもらえ継続した関係性が作れます。
稀有の脚本『インファナル・アフェア』
「脚本」のすばらしさに衝撃をうけた映画があるので紹介します。
15年ほどまえに公開されて世界的にも有名になった映画です。
3本の映画がシリーズ化されたのですがシリーズ3本を見ることで、1つ1つの作品が活きてくる
もう一度見たくなってシリーズをぐるぐると回遊する
素晴らしく秀逸な脚本なのです。
インファナル・アフェアII 無間序曲(字幕版) - Trailer
18年前の2002年の香港映画です。
トニーレオン、アンディラウなど著名俳優が出ています。香港が中国に返還される頃の
警察とやくざ、それぞれの潜入捜査や攻防が描かれています。
映画は1本目がヒットして、手ごたえや予算がついて次の作品となるのですがこの映画は最初から3本をセットで見ることで観客が「腑に落ちる」「合点がいった‼︎」というもので最初から3本がシリーズとなった脚本です。
3本の作品はそれぞれ主要な魅力あるキャラクターの「起・承・転・結」を全部見ることではじめてわかるというものです。
脚本のすごいのは「起」があって「結」になるばかりではなく「結」があって「転→承」と見せていくなど時間を超越して、観客を引き込んでいくためタイムスリップしたような感覚に陥ります。
人だけでなく事件や起きる現象も、その時だけを描いていないので、あるシーンがジグソーパズルの最後のワンピースになるようなハラハラドキドキ感があります。
この映画をもとに日本のTBSテレビで西島秀俊と香川照之で「リメイク版・インファナルアフェア」を放映しましたが、この時間を超越した脚本はなく、まったく感じられず陳腐なものになっていました。
この映画を語っていると止まらないのでここらへんにします。
「ドーバミン」を脳内で増やしたい人はぜひ一度ご覧になってください。