5GやVRの通信革命による「テレワーク」や「リモート・ワーク」の働き方が会社も働く人も豊かにします。
都市部に住んで通勤をすることや高額な住居費を支払うことは「コストや時間のムダ・ムリ・ムラ」が大きい。
これからは個人事業者、中小会社・大手企業も「リモート・ワーク」を取り入れるべきです。
【この記事で得られる情報】
- 社員M氏の働く環境
- 外回りの営業や出張が減り仕事の効率が上がります
- ハイスペックな営業(お客様にあった情報がスピーディーに提供できます)
- お客様の時間、社員の時間を奪いません
- 社員教育の効果が“抜群”に上がります
- 個人の商談が「記録化」できるので社内メンバーが共有化、会社財産となります
- 「テレワーク」から発展した「リモートワーク」が進むとノマド生活や移住が増える
社員M氏の働く環境
私事ですが今年の3月までの25年間、平日は東京で働き週末は長野という生活パターンで仕事をしてきました。
物価や利便さは別としても東京で働くには、とにかく時間とお金がかかります。
以前は経営者でしたので、東京にオフィスを都心で賃貸、会社近くに住居用のマンションを保有したりしていましたが、それらの費用は会社の利益として見合うか?考えると、そこから生みださなければならない利益は大きなものでたいへんなことです。
また働く側にとっても、オフィスまで通う時間、住宅のコストは大きなものです。
当時の社員Mさんは千葉県から都心まで駅からバスや徒歩を組み合わせて1時間40分ほどかかっていました。
営業や幹部として残業も多いので帰宅はおそくなり深夜家につきます。
そして朝は乗り継ぎながら通勤ラッシュをできるだけ避けるため6時半には家をでなければなりません。
起床は5時です。
睡眠時間5時間
そして家族とのコミュニケーションは休み以外ゼロに等しい。
これが私の知っていた彼の私生活ですが、仕事面ではどうかと言うと会社は全国にお取引先があったので、出張ばかりです。年間に150日ベースでした。
一年は52週ですから一週間のうち3日は出張になる計算です。
これでは、家族のために働いていると言っても、奥さんや子供達との時間もとれず、自分のカラダや精神を痛めつけているだけです。(痛めつけていたのは私ですが)
経営者であった当時は(忙しい=会社利益→発展→みんなの給料やボーナスも良くなる)理屈ですが、そうはいきません。会社の業績が良くても悪くても、忙しくなれば、新たな社員を雇用します。
そして損益分岐点(儲けになるか赤字になるかのライン)が上げるため、さらに売上を上げるために利益の少ない仕事ばかり、増えていくため結局は余裕がない仕事、会社となります。
結局のところ、このMさんは給料も上がらず、会社は余裕がなくなりボーナスも支給できなくなりました。
こんな例は、都会ではたくさんあります。大手企業に働く人、中小企業の社長や社員さん、そして今個人事業や起業を考えられている人など「働き方」がこれからはかわっていくことを理解しましょう。
会社も働く人も価値観をかえて「働き方と働く場所を選択する時代がきた〜〜‼︎」と考えませんか。
すぐそこに5G時代の通信革命がもたらす未来があります。
今回の記事は、あなたも想像力をはたらかせて読んでみてください。
「テレワークの考え方」
最近、テレビでもコマーシャルをさかんにしているベルワーク(https://bell-face.com/)という会社があります。
この10年くらいで中小企業でもTV会議は浸透していますが、テレワークは個人個人やチームで簡単にテレビ会議のように、商談ができるものです。
しかも、名刺交換や資料説明やデモンストレーション、動画提供かサクサク、スムーズに対面の商談とかわりなくできるビジネス現場の【瞬間移動、テレポーテーション】のようなものです。
私も会社経営しているときに社員の働き方を合理的にして会社のコストダウンをしたいため、これらのシステムのデモンストレーションや説明を受けました。
少しばかり理解しているので下記のメリットを整理して解説します。
- 外回りの営業や出張が減り仕事の効率が上がります
- プレゼン資料やお客様にあった情報が提供できます
- お客様の時間、社員の時間を奪いません
- 社員教育の効果が“抜群”に上がります
- 個人の商談が「記録化」できるので会社財産となります
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外回りの営業や出張が減り仕事の効率が上がります
全国どこの取引先も、時間をお互いに約束をしてテレビ電話で商談ができるため交通費、宿泊費、ほか経費の削減となります。
外回りや、出張だと移動日や時間を抜いても1日あたりせいぜい3件の商談数ですが、テレワークだと1日あたり5件〜となります。
以前の社員Mさんの例だと年間150日、出張したとしても、年間の商談数は多くても200件ですが、テレワークにかえると150日あれば500件と商談ができたでしょう。
商談数だけで言えば、5倍近いものとなります。
経費としては150日の出張であれば経費だけでも1日あたり2万円〜3万円かかるので
300万円〜500万円。
私含めて幹部、社員の数だけの経費を考えると、相当な額となります。
5人としても、会社としては年間に1,500万円〜2,500万円のコスト削減となります。
1ヶ月あたり150万円の経費削減、いっちょうあがりです。
〈テレワークで削減するお金〉
- 出張旅費
- 車両費
- 宿泊費用
- 社員手当
〈テレワーク効果〉
- 商談数が5倍、効率化
- 社員の働き方が楽になる
- 情報の共有化
会社のコストを下げるばかりではなく、Mさんやあなたは早く、家に帰れて、出張が激減するため「大切な時間」が増えます。
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ハイスペックな営業(お客様にあった情報がスピーディーに提供できます)
外回りや、出張の時、お客様のとって有益な情報を出そうとします。またパンフレットや資料にするものもあり、様々なケースを想定して、カバンに荷物を積み込んで、バソコンには多くの情報があり、どこに何やらと言う経験はありませんか?
テレワークにすると、約束した時間までに、お客様ごとにカスタマイズした有益情報を作成できます。多くは今までにあったものをベースにしますので、時間や労力はかかりません。また、お客様のニーズやウォンツが、商談の中で突然出たとしても、あなたは社内にいるので、蓄積した情報や上司や仲間からも、有益な情報が取れるのです。
テレワークでは「名刺」も「会社案内」も「ご提案書・企画書」も紙では必要ありません。事前のメールやレワーク開始の時に相手にダウンロードしてもらえればすみます。
以前会社経営の時は、名刺やカタログ等の印刷コストだけで年間、百万円単位ですから、これも大きな削減です。
〈テレワークだと不必要になるもの〉
- 名刺
- 会社案内
- 商品のパンフレット
- 商談用の資料
- もしもの時の資料
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お客様の時間、社員の時間を奪いません
電話でアポイントをとって商談に伺う場合、相手の社長さんや部長さんは忙しいため、平気で「来月のいついつにしてよ」と言われてしまいます。こちらは、外回りや出張となれば、1件の商談で出かけていけば、上司や経理に怒られてしましますからスケジューリングがたいへんとなり、それだけで多くの時間を費やしてしまいます。
テレワークでは、相手の都合よい時間さえあれば、こちらは出かけないため、相当広い範囲で調整ができるようになります。移動時間はないため、スケジュールから「移動」という文字が相当減るでしょう。
テレワークの商談開始は、すぐに立ち上がりサクサクと始められますから、お客様が何かの事情でおそくならなければ、遅刻することもなく安心して準備万端な商談ができます。
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社員教育の効果が“抜群”に上がります
今までの社員研修ではロープレ、上司や先輩社員の同行などで行なっていましたが、商談には様々なケースやイレギュラーさがあるため、なかなか「社員教育」は進みません。
テレワークでは画面上で商談するため、先輩や上司の同行がなくても机の隣でアドバイスがもらえます。イレギュラーな対応をする場合も、時には商談のなかで入れ替われば良いので商談の質をあげながら、先輩社員や上司はお手本を見せることができます。
1件1件の商談の確度を上げられれば、商談の成功率により売上が伸びます。そして利益性がかわります。
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個人の商談が「記録化」できるので社内メンバーが共有化、会社財産となります
4.の社員教育がコストをかけずに簡単にできることと同時に、商談は記録化できます。
相手の社長や、部長がどう言っているのか? 人によっては良く取る場合や、営業情報としては意図的に良くしたいのが人のツネです。
でも会社や組織、チームは正確な情報がないと次の手が打てません。テレワークでは記録化できるので、多くの人の知恵や対応で対処する方法が見つけられます。
商談の報告や、出張報告書は不要となり、動画をメールに貼り付けて、自分の所感を付ければ良いので、文書の書き方や言い回しを気にすることもありません。
小さくても商談1つの「決定」や「責任」の積み重ねが成果に結びつくので、これらの社内共有化はあなたを守ることにもなります。
「テレワーク」から発展した「リモートワーク」が進むとノマド生活や移住が増える
会社側や働く側にとってのメリットを挙げてきましたが、テレワークの先にあるのが「リモートワーク」です。
テレワークが当たり前になっていけば、オフィスの重要性がなくなります。
会社を良く見せたいと、一等地や駅近にある程度の坪数の物件を探す必要もありません。
生産性のない通勤時間、ストレスが無くなります。
もしそれでも社長が会社を良く見せたいブランディングや見栄が重要であれば、おしゃれなビルに入るとしても、共同のレンタルオフィスでも良いでしょう。
テレワークは、応接室や会議室の重要度がなくなるため、必要な広さは半減するのではないでしょうか。
東京あたりだと一坪あたり2万円のオフィスはざらですので、応接、会議室で10坪必要であればオフィスのコストとしては年間、240万円の削減です。
今何かと話題のレンタルオフィスは、必要な時に必要な時間だけ応接室や会議室を借りられます。人数によって部屋も選べられます。しかもスマホ1つで。
独身者や個人事業者など、小回りが利くメリットのある仕事は「ノマド生活」が当たり前となります。日本中や世界を相手にして、オフィスを持つ必要がありません。
会社組織、企業の場合では、テレワークが進み個人個人のレベルが上がると「在宅ワーク」
が進むでしょう。事務職や作業面が多い仕事はできるだけ早く、在宅に切り替えていくほうが良いでしょう。
家族といられる時間が多く、ストレスの少ない生活は、仕事にもよい影響が生まれるでしょう。
会社は交通の利便性にこだわらず、都市部にオフィスを持つ必要がないため、風光明媚な観光地や温泉地などに置くこともできます。
田舎暮らしを満喫しながら、ライフスタイルを楽しんで仕事の効率をあげることだってできてしまいます。
オフィスの場所は、会社・経営者のビジネスのスタイルやビジョンが社員と合致すれば
都市部にこだわる必要はないため、会社も個人も、お金も時間に余裕が生まれます。
自分たちのビジネスのビジョンやそれに集まって欲しい社員にとって「働き方や生活の仕方」に選択肢が広がります。
経営者であった頃の私経験ですが、テレワークは意外にも社員の理解が得られませんでした。逆に営業的な成績が良い人達からは、反対に近い意見もありました。
なぜなら自分たちのバフォーマンスが表せにくくなるからです。
働く側も、成果に対する働き方を考え直さないと、いつまでも「苦労をしないと報われない」 ロジックになります。
雇用する側である会社や経営者は「性悪説」で社員をみるので「監視しないと社員はサボる」
これらの考え方を変えていくためにも、まずは「テレワーク」で会社の風土や雰囲気をかえてしまいましょう。
全部をかえようとせずに、少しづつ効果が実感できればしめたものです。
5Gという通信の革命が、そこまできています。
今日の記事では、通信革命で何がどうかわるか説明できませんでしたが、サクサク感や臨場感が増すことは間違いなく、すぐ前や隣に人がいる世界や感動的なプレゼンテーションが遠隔地でできることが、数年のうちに間違いなく実現します。
【イメージムービー】Connect future ~5Gでつながる世界~(3分ver)
会社も働く人も「働き方改革」の言葉に踊らされるのではなく、自分の想像力を豊かにして働く場所や、働き方=生活をどうしていくか考えていきましょう。
【価値観】は与えられるものではありません。【自分の価値観】は、その時代に合わせてバージョンアップしていきましょう。