なにかと話題となるzozo創業者の前澤さんですが、露出の仕方については賛否両論ありますが、自分を語るときに「商売人」と言う言葉を使います。ビジネスという言葉やビジネスマンは、あまり使いません。
温かみを感じる「商売」と言うキーワードが 前澤さんの基本なのだと思います。
前澤さんが
「ワクワク、楽しい仕事」をしたい
「おもしろいか、面白くないか」と発言すると、私たち一般ピープルは「お金があるからさ」「お金を持ったからでしょ」
と言う。
でも、どうでしょう。
自分が有り余るお金を持っていて、それが夢を叶える道具と思ったら ・・・
お金を持った先に、やりたいことがあればお金に対する見方はかわります。
もちろん、人それぞれの最低限のお金は必要で、その額も人それぞれ違いますが。
しかし誰でもが、最低限のお金を持てるようになると、さらに上に上にとお金が欲しくなり欲望はきりがありません。
調子が良いと、お金が入る続ける前提で考えてしまいます。
ビジネスは、その仕組みとしてお金が増えことを目的にしています。
ビジネスから商売という視点にかえてみましょう。
商売とは売り買いを通して相手と自分、小さくてもその社会や地域にいる人の笑顔を作るもの
じゃないかな と思います。
私自身も「商売マインド」の時はスタイルが定まっていたので、うまくいっていましたが組織が「ビジネスマインド」となったときに失敗が続いてしまいました。
やっと本題になりますが「目の前の人を笑顔にする習慣」を行うと、自分にその効果は絶大に自分に戻ってきます。しかも速攻的にです!
実例として経験をお話しします。
会社を起業して、しばらくして自社ヒット商品を持つことができました。全国をまわって商品説明のセミナーをたびたび行っていました。
しかし創業してまもない業界で新参者の会社の新しい商材や新技術など、すぐには受け入れられません。
昔からの取引先や製品と比べられることが多く写真のような人が、うしろの席で陣取って「何をしゃべるのか、何を話すのか」とかまえているのです。しかめっ面で
こんな風です。(そんなわけないね)
<a (href="https://pixabay.com/ja/users/Clard-6995126/?utm_source=link-attribution&utm_medium=referral&utm_campaign=image&utm_content=3127819">Szilárd Szabó</a>による<a href="https://pixabay.com/ja/?utm_source=link-attribution&utm_medium=referral&utm_campaign=image&utm_content=3127819">Pixabay</a>からの画像)
だいたい、そのポジションで座っている人たちは、エライさんや古参です。
するどいツッコミやわざと困らせる質問もブッこんできます😅
発する一言や質問は、セミナーの空気感を一変させます。
セミナー全体が「だよな〜」「そう簡単にはいかねえよな」的なものにかわります。
私はこう突破しました!
まず、セミナーの参加メンバーをできるだけ先に把握しておく。
事前にわかれば席と座る人の役職や部署を頭にいれる。それか手元にメモを置いておく。(まあ、押さえておくべき人はだいたい後ろにいて、厄介な人やエライさんが多いですけどね)
これらの準備をした上で、次が大事なことです!
【この厄介な人をセミナーが終わるまでにしかめっ面を笑顔にするにはどうしたらよいか!】
私は厄介な人を「セミナー終わりまでに笑ってもらう人」ターゲットにしました。
事前の情報を集め、逆質問もしました。
新商品のデモンストレーションもできるようにして、参加してもらいました。
人間、現金なもので実際に商品を手に取り、実験やプレゼンテーションに参加してもらい符に落ちるくらい納得すれば熱狂的なファンになります。
自分たちの弱みをきちんと話せば「じゃあ、俺が助けてやるよ!」
となります。
この厄介な人は、応援団長のようになり
50代から70代で亡くなられるまで
20年間、信頼関係で結ばれた仕事のお付き合いをしてくれました。
その会社は、代理店の売上累積でも、ピカイチの成績でした。
その人が亡くなられた時には、セミナーを開催した会社の社長にまでなられてました。
「厄介な人で終わらせず良かったですよ」
会社経営を20年以上、していた中で本当に良い思い出でした。
相手やセミナー内容により違いますが、参加者全員を笑顔にすると、そのまんま自分や自分の会社にリターンがあります。人の集合体・意識の統一である全体パワーはすごいです。
しかし営業や多くの講師たちは、セミナーあとの懇親会や
ルート営業、あいさつ回りで関係を作ろうとしますが、セミナーのような大勢の人が集まる中こそチャンスです。たくさんの人を笑顔にさせることは効果が絶大です。
また。参加者を笑顔にするのに、地元の話題や芸能ネタなどで笑わせている話し上手で流暢な営業や講師がいますが、これは意味がない。
顔の表面だけ笑顔にさせているだけ、逆効果で
疲れるだけです。
では、しかめっ面の人や厄介な質問をする人を笑ってもらうようにするには
どうしたら良いでしょうか?
- 自分たちが売りたい商品とセミナーする人たちが知っている情報のギャップをうめてあげる (正直に話して、不安や心配を取り除く)
- 自分たちの弱点やデメリットを本音で説明する(良いことばかり言わない)
- 試しに実際に触ってもらう、参加型のスタイルにする(参加して確認してもらう)
- 相手の心配や不安を調べおいて、質問がでたら答える(用意周到にしない臨場感を持たせる)
「これって商売人が普段している事ですよね‼︎」
- 小田原の干物屋さん
- 近所の八百屋さん
- 商店街の惣菜屋さん
商売人は皆、商品を通して相手の笑顔を作るために日々の努力を積み重ねています。
ビジネスだと「笑顔」ってウソくさい ですよね。
いつも裏を考えたりリスクをどう取れるか?とかまえます。
目の前の人を、この上ない笑顔にするにはどうしたら良いか?
とテクニックではなく、考えて人と話せば「運」を味方につけることができます。実力以上に。
「現象をどうとらえるか?」自分の考え方しだいです。
私は今は、組織や会社相手ではなく個人向けの仕事を始めているため、会う人ごとに
会った時から別れるまでの間に、思いっきりの笑顔にさせるには?どうしたら良いか工夫を続けています。
「笑う」と「笑われる」のとは天と地くらい大きく違います。日々努力ですね。