人の印象は出会ってから数秒間で影響を与えるのが見た目55% 、聞いた声38%、話の内容7% だそうです。
それでは商品を買うときにはどうでしょうか?
視覚が受け取る「見た目」情報が大事になります。
人は「色」で買うということです。
商品、看板、パッケージ、ホームページの配色、blog作成など「色のイメージ」は、あらゆる人の判断材料につながります。
《目次》
「視覚」について
普段、目に入るものは絵やイラスト、写真、映像、または字だけなどありますが、脳全体の機能の中で視覚は最も重要になります。脳は呼吸や心臓を動かすなど重要な役割がありますが視覚情報だけの処理で20%、ほかの感覚も同時に機能させ合っているため、脳の60%が視覚情報処理を行います。(参考/Keller,Bonhoeffer,&Huberner,2012論文)
物理的に目に見える以外にも、話の中で映像を連想させる言葉であったり、手ぶり身ぶりで、大きさや形を連想させたり、させられることを思い出してください。目の前に実物がなくても、あなたは物をイメージすることがてきます。
それだけ視覚は脳にとって大事な働きをするものです。
「色」で買い物をする
商品を買うときに「値段」という要素が大きく左右しますが、日常品や高額なものでなければ、値段の問題ではなく商品から受けるイメージとなります。
もっと言えば「品質」が大事なユーザー、私たちです。
その品質ですが、使用してみないとわからないものもあります。
売れている実績や口コミがあるから品質が良いというものがあります。
またそれは個人個人の感覚や、味覚などあるため品質というものはあてになりません。
その品質を古代から人は「色」に変換しているようです。
- エジブト王の宝石や装飾品
- お坊さまの法衣や袈裟
- 王族や貴族しか使えない特定の色
人は、価値に対して色は大きな要因を占めています。実際に商品を買うときに「色で買った」人の割合は大きいそうです。古代から現代において「色」は自然界にある色に合わせて好悪や善悪、新鮮か腐っているか?など色で識別をしたり区別してきています。
色から受けるイメージ
以下は自然界から得たイメージからインテリアデザイナーやコンサルタントが分類しているものとなります。
- 赤→アクション、情熱
- ビンク→繊細、女性らしさ
- 紫→スピリチュアル系、高貴
- 青→信用、自信
- 緑→健康、癒し
- 黄色→ポジティブ、エネルギッシュ感
- オレンジ→若さ、値ごろ感
- 茶色→高級、不動
- 黒→伝統、フォーマル
- 白→純粋、平和
- グレー→権力、安定感
これらの色の組み合わせで、商品のイメージが伝わります。商品はもちろんのこと看板にしてもホームページにしても、これらの色の組み合わせの統一感で、商品や会社のイメージを決めるのが良いです。
人間の脳は、これらの色の組み合わせを無意識で判断します。バラバラの組み合わで違和感があれば、脳は瞬時に行動のブレーキをかけます。逆にフィット感があれば購買するなどのアクションにスイッチが入ります。
有名ブランドが限定色など出すことがありますが、あれは固定のファンに対する刺激や新規顧客を狙う場合の戦略だそうです。ただし、あくまで限定期間や販売数量を決めて行うものであり、ブランドイメージは壊さない中で行うそうです。
2人は「決断を減らすために」服装を変えないとよく書かれていますが「色」によって未来へのビジョンを示し自分さえもブランド化することを知っていたのではないでしょうか。
今は、「商品」というと目の前に置かれた物だけではありません。
インフォビジネスの商品であっても、伝えるコンテンツの作り方(SNS、YouTube動画など)あらゆる場面で「色」は重要になります。
自分が行いたいことやビジネス、商売の「色」・・・どんな色か考えてみませんか。